【トヨタホーム】全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット<実体験レビュー>

【トヨタホーム】全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット<実体験レビュー>

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ちゃんころ

ここ数年で一気に流行り出した「家庭用の全館空調」を我が家も導入したので、実体験をもとに全館空調の良いところも悪いところも紹介します。

トヨタホームの「全館空調スマート・エアーズ」を導入して2年が経過しました。
2年間使用してみての特徴を実体験レビューでメリット・デメリット含めて解説します。

  • スマート・エアーズの導入を迷っている
  • スマート・エアーズの特徴を知りたい
  • スマート・エアーズのメリットとデメリットを知りたい
  • スマート・エアーズの導入に向いているか知りたい

上記のような悩みや疑問を抱いている方は、当記事を読めばスマート・エアーズの導入メリットやデメリットについて詳しく知ることができます。

これから「トヨタホームで注文住宅を建てる方」「トヨタホームの分譲住宅を買う方」「トヨタホームの住宅購入を検討中の方」に向けてトヨタホームの全館空調「スマート・エアーズ」を2年間使用しての実体験をレビューします。

全館空調スマートエアーズを検討中のご家庭は参考にしてみてください。

我が家の家族構成と住宅情報 <住宅購入時>
家族構成4人家族(私・妻・子供3歳・子供0歳)
車所有台数1台(ワンボックスカー)
自転車所有台数3台
ハウスメーカートヨタホーム
シンセシリーズシンセ・はぐみ
敷地面積189.8㎡(57.41坪)
1F64.97㎡(19.65坪)
2F60.9㎡(18.42坪)
延床面積125.87㎡(38.07坪)
LDK(1F)23.9帖
ウォークインパントリー(1F)※床下収納2.7帖
洗面室(1F)2.2帖
トイレ(1F)1.6帖
脱衣室(1F)2帖
浴室(1F)1616サイズ
玄関クローゼット(1F)0.8帖
主寝室(2F)7.8帖
主寝室ウォークインクローゼット(2F)2.4帖
子供部屋(2F)※クローゼット含む6.3帖
子供部屋(2F)※クローゼット含む5.6帖
書斎(2F)5.1帖
物置(2F)2.0帖
トイレ(2F)1.6帖
キャンチバルコニー(2F)物干し竿2本分
小屋裏部屋(屋根裏)7.7帖
太陽光発電5.744kw
全館空調スマート・エアーズ
24時間換気ピュア24セントラル
オール電化IH、エコキュート
注文住宅を検討中の方へ

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目次

全館空調とは

全館空調とは

全館空調って初めて聞く方もいると思います。
まずは、全館空調って何?って方に向けて解説していきます。

全館空調とは、家全体(全館)の部屋や廊下などを冷暖房(空調)でコントロールして家中を快適に保つ空調システムのことです。
個別の部屋ごとにエアコンで冷暖房するのとは違って、すべての部屋を均一に冷暖房するので、どこにいても温度差が少なく快適に過ごせる画期的な空調です。
わかりやすく言うと、ビジネスホテルやオフィスビルの全館空調システムのようなものです。

全館空調の特徴

全館空調にはいくつかの特徴があります。

全館空調の特徴

  1. 全館空調では部屋間の温度差がほとんどなくヒートショックを軽減
  2. 24時間換気システムとの併用で365日温度ムラのない空間を実現
  3. 外気中の花粉やPM2.5のような粒子もフィルターで取り除いて換気を行うことが可能
  4. 小屋裏や床下に配管収納されるので室内がスッキリ
  5. 吹き抜けや広い部屋でも温度が均一に保たれる
  6. 個別空調(エアコン)に比べて清掃が簡単で楽です
  7. スケジュール運転機能で温度調整が自動で可能

ヒートショックとは、急激な温度の変化で身体がダメージを受けることです。

出典:ヒートショックとは – 日本医師会

家庭用の全館空調システムは、1台の全館空調機で家全体を快適な温度に保ってくれます。
24時間換気システムとの相性もよく、花粉やPM2.5などの大気汚染から家の中の空気を守ってくれます。
365日で家中の温度ムラを無くし、居心地の良い住環境を提供できるのは「全館空調」だけです。

  • トヨタホームのスマートエアーズは1階と2階で2台の全館空調機となります。

全館空調システム「スマート・エアーズ」とは

全館空調システム「スマート・エアーズ」とは

トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズ」とは、株式会社デンソーエアクールがデンソーの自動車エアコン技術を応用して製造した、トヨタホームオリジナルの全館空調システムです。

小型のため床下や小屋裏に設置ができるので、個別空調のエアコンなどと比べて空調機器が目立たない仕様となっています。
上下階のフロアごとに温度調節やON/OFFが可能なので、通常の全館空調に比べてエコで電気代のコストを抑えることができます。

トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズ」
出典:トヨタホーム公式サイト

トヨタホーム株式会社、株式会社デンソーエアクール、株式会社デンソーセールスとの共同受賞として「2015年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しています。

スマート・エアーズ プラスが登場

スマート・エアーズ プラスは、トヨタホームの全館空調システム「スマートエアーズ」に、基礎断熱を組み合わせることで新しく生まれた新発想の「床冷暖」+「全館空調」です。

『全館空調スマートエアーズプラスの特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。

全館空調システム「スマート・エアーズ」の特徴

全館空調システム「スマート・エアーズ」の特徴

トヨタホーム・オリジナル全館空調システム「スマートエアーズ」で快適な暮らし。をコンセプトに、1年中を通して家中を心地よい温度に保ってくれるのが「スマート・エアーズ」です。

全館空調システム「スマート・エアーズ」の特徴

  1. 家中暖かく、24時間365日で部屋間の温度差4℃以内を実現
  2. 冬の脱衣所も暖かく「ヒートショック」の心配を軽減
  3. 低い場所でも高い場所でも「上下温度差±1℃」で快適空間
  4. 1階と2階で空調を分けているので、フロアごとの温度調節やON/OFFが可能
  5. スマート・エアーズは1階が床下、2階が小屋裏に設置となるので、空調機器が目立たない
  6. 従来型の全館空調に比べて、階ごとで空調コントロールができるため光熱費のコスト削減が可能
  7. 除湿・加湿にも対応しているので年中快適
  8. 清掃も簡単で、ダクト内にカビが発生しにくい仕様
  9. スマートエアーズの設備保証が10年付いてる

家中暖かく、24時間365日で部屋間の温度差4℃以内を実現

部屋ごとに吹き出し口が設置されているので、部屋間の温度差が均一に保たれます。
部屋中の扉を開けて生活できるのも全館空調の特徴と言えます。

トイレには吹き出し口の設置ができないので、温度差が他の部屋に比べて大きくなります。

家中暖かく、24時間365日で部屋間の温度差4℃以内を実現
出典:トヨタホーム公式サイト

冬の脱衣所も暖かく「ヒートショック」の心配を軽減

脱衣所にも吹き出し口の設置が可能なので、冬はお風呂から出ても暖かいです。
夏は吹き出し口が浴室の扉に近いと冷房が直接あたって少し肌寒く感じることもあるので、吹き出し口の位置は気をつけましょう。

我が家では浴室暖房をつけなかったのですが、浴室の中に全館空調の吹き出し口があるわけではないので、浴室暖房をつけた方が浴室内は暖かいです。
もし浴室暖房をつけるか迷っている方は、バスタイムが長く寒がりなのであれば浴室暖房を付けることをオススメします。

冬の脱衣所も暖かく「ヒートショック」の心配を軽減
出典:トヨタホーム公式サイト

低い場所でも高い場所でも「上下温度差±1℃」で快適空間

全館空調なら吹き抜けや高い天井でも空調が効かないなんてことはないです。
扉を開けっぱなしでもすべての部屋が快適な温度で均一に保たれているため、廊下に出たら寒いとか暑いとかがありません。

スーパーへの買い物などのちょっとしたお出かけの場合は空調を付けっぱなしで出かけると思います。
帰ってきて玄関を開けた瞬間に快適な空間となっているので、部屋に入らないと冷暖房が効いてないなんてことからおさらばできます。

低い場所でも高い場所でも「上下温度差±1℃」で快適空間
出典:トヨタホーム公式サイト

1階と2階で空調を分けているので、フロアごとの温度調節やON/OFFが可能

トヨタホームの「スマート・エアーズ」ならでは仕様ですが、1階と2階で空調システムが分離されています。
1階のLDKを中心に家族団欒している昼間は、2階の空調を停めておくことができます。
逆に2階で就寝中の場合は、1階の空調を停めておくことができます。

使用している各階で温度調節やON/OFFができるので、エネルギー効率を高めることができます。

1階と2階で空調を分けているので、フロアごとの温度調節やON/OFFが可能
出典:トヨタホーム公式サイト

『全館空調スマートエアーズの便利機能』については下記の記事をご確認ください。

スマート・エアーズは1階が床下、2階が小屋裏に設置となるので、空調機器が目立たない

全館空調の中でも「スマート・エアーズ」はインテリアデザイン性能も考えられています。

1階が床下、2階が小屋裏に設置となるので、個別エアコンのように壁に付ける必要がありません。
吹き出し口も床や壁に馴染むようになっているため、部屋がスッキリしていて綺麗に見えます。

スマート・エアーズは1階が床下、2階が小屋裏に設置となるので、空調機器が目立たない
出典:トヨタホーム公式サイト

従来型の全館空調に比べて、階ごとで空調コントロールができるため光熱費のコスト削減が可能

従来型の全館空調では、1階も2階も空調がつながっているので、各階でコントロールすることができません。
2階を使用していない時間帯でも無駄に空調が稼働してしまいます。

それに比べて「スマート・エアーズ」では、階ごとに空調コントロールができるので、使用していない階の空調は停止することができます。
光熱費などの削減にもなって電気代を安く抑えることができます。

従来型の全館空調に比べて、階ごとで空調コントロールができるため光熱費のコスト削減が可能
出典:トヨタホーム公式サイト

『全館空調スマートエアーズの電気代を節約する方法』については下記の記事をご確認ください。

除湿・加湿にも対応しているので年中快適

梅雨の時期には、除湿モードで温度を下げずに湿度を下げてくれます。
また、加湿機能付きタイプは空気に約5~10%の湿度をプラスしてくれるので、1年通してずっと快適に過ごせます。
全館空調を利用していると、冬場は特に乾燥するので、加湿機能付きタイプを使用すれば乾燥を軽減することができます。

  • 加湿機能はオプションです。
  • 年1回の定期メンテナンス、3年に1回の加湿エレメント交換が必要となります。
  • 過加湿による結露防止のため、湿度制御の上限は40%となります。

『全館空調スマートエアーズの乾燥対策』については下記の記事をご確認ください。

清掃も簡単で、ダクト内にカビが発生しにくい仕様

清掃は各階に設置されている空調システムのフィルターを掃除機で掃除するだけです。
汚れがひどい時は水洗いもしますが、2ヶ月に1回程度の掃除機清掃で十分綺麗になります。

ダクト内も24時間ずっと風が流れているのでカビの栄養源となるホコリが定着しにくくなっています。
自動的にカビの発生を抑えてくれています。

清掃も簡単で、ダクト内にカビが発生しにくい仕様
出典:トヨタホーム公式サイト
スクロールできます
カビの発生条件スマート・エアーズルームエアコン
胞子の付着24時間連続かつダクト内に秒速1m以上の送風で胞子が定着しにくい間欠送風のため胞子・ホコリが溜まりやすい
湿度70%以上室内機を自動乾燥内部クリーン運転で乾燥
ホコリなどの栄養源の付着24時間連続かつダクト内に秒速1m以上の送風で栄養源が定着しにくい間欠送風のため胞子・ホコリが溜まりやすい

スマートエアーズの設備保証が10年付いてる

スマートエアーズはトヨタホームの設備保証が10年付いているので安心です。
10年以内の故障であれば無償で修理してくれるので、メンテナンスコストもお得です。

たとえ、10年以上経過してからの故障でも、パーツ交換や部分利用が可能なので、導入時のコストがそのままかかると言うことはありません。

『トヨタホーム60年長期保証の特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。

熱交換換気システム「ピュア24セントラル」

熱交換換気システム「ピュア24セントラル」

熱交換換気システム「ピュア24セントラル」とは、第1種換気としての性能に加えて82%の熱交換率で外気を取り込み、熱損失を抑えてくれる換気システムです。

住まいの空気をキレイにするシステムが「ピュア24セントラル」です。
キレイな空気は家族の健康を守る大事な要素です。

トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズ」を導入すると、自動的に熱交換換気システム「ピュア24セントラル」にグレードアップします。
全館空調とセットの換気システムと思っていただければ分かりやすいですね。

熱交換換気システム「ピュア24セントラル」の仕組み

ピュア24セントラル
出典:トヨタホーム公式サイト

天井裏にダクトを配して、全室を24時間自動的に換気。室内をいつもさわやかな空気で満たします。

A.外気導入野外の新鮮な空気を取り入れます。
B.換気扇本体全熱交換器によって、外気と室内の中間的な温度・湿度の空気を作り出します。
外気フィルター+防虫ネットが外気を清浄化します。
C.給気グリル天井から各居室にきれいな空気を供給します。
D.還気ドア下のアンダーカットや廊下を通って換気扇本体へ通されます。
E.排気全熱交換後の汚れた空気は、屋外へ排出させます。
出典:トヨタホーム公式サイト|熱交換換気システム「ピュア24セントラル」

『トヨタホームの熱交換換気ピュア24セントラルの特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。

全館空調システム「スマート・エアーズ」のメリット

全館空調システム「スマート・エアーズ」のメリット

全館空調システム「スマート・エアーズ」のメリットについて解説します。

全館空調システム「スマート・エアーズ」のメリット

  1. 24時間365日とにかく快適な温度と空気環境
  2. 扉を開けっぱなしでも気にならない
  3. 1階と2階で空調ユニットが分かれているため温度設定が変えられる
  4. 寒い冬に朝起きるのが辛くない
  5. 猛暑でも玄関あけたらすぐに涼しい
  6. エアコン設置のような出っぱりがない
  7. 間取りの自由度が高い
  8. 引き渡しのその日から使用可能
  9. 外出先からHEMSで機器制御が可能
  10. フィルター清掃が簡単で掃除が楽ちん
  11. 空調機器を通して虫が入ってこない
  12. 住宅設備なので住宅ローンに組み込める

24時間365日とにかく快適な温度と空気環境

全部屋が均一温度になっているので、家中くまなく快適温度です。
寒い冬でも、暑い夏でも家中どこでも快適空間で、廊下や階段で作業していても苦ではありません。

リビング階段、吹き抜け、天井高でも気にする必要がありません。
全館空調なら、すべての空間で快適な温度生活をすることができます。

掃除の時に部屋ごとに暑いとか寒いとかもありません。
本当に春夏秋冬、24時間365日とにかく快適に過ごすことができます。

扉を開けっぱなしでも気にならない

我が家の1階はすべての扉が開けっぱなしです。
2階も寝るとき以外は開けっぱなしですが、1階・2階ともに全館空調なので気になりません。

1階は回遊導線なので、扉開けっぱなしにできると子供が走り回っていても冷暖房の効きが悪くなるとか気にする必要もないです。
回遊導線を考えてるご家庭では、全館空調との相性はバッチリです。

1階と2階で空調ユニットが分かれているため温度設定が変えられる

何度も言ってますが、1階と2階で空調ユニットが分かれているのでフロアごとに独立して稼働します。
この仕組みが当時は、他のハウスメーカーではほとんど無かったんです。(今はどうかわかりませんが)

住宅展示場で全館空調の話を聞くたびに、上下階で同じユニットになっていることに引っかかっていたんですが、トヨタホームの「スマート・エアーズ」の話を聞いた時に「コレだ!」ってなったのを今でも覚えています。

寝室で寝てる時に、1階も空調が稼働しているのが本当に無駄だなって思ってたんですよね。
「スマート・エアーズ」はこの課題をしっかり解決してくれたのも決めてになりました。

寒い冬に朝起きるのが辛くない

真冬って寝室以外でエアコンつけてないので、布団から出るのが辛いですよね。
全館空調になると、この悩みが無くなります。
どこに行っても同じ温度なので、寒い冬でも本当に快適に過ごせます。

廊下とか洗面室とかも空調効いているので、朝の洗顔、歯磨きも苦じゃないです。

猛暑でも玄関あけたらすぐに涼しい

昨今は年々暑くなってますよね。
毎年猛暑日を更新しているような気がしますが、そんな猛暑でも全館空調なら快適に過ごせます。

子供との外遊び、スーパーでの買い物などから帰ってきた時に、玄関開けたら涼しいです。
個別エアコンだと、居室に入るまでは暑かったりするのですが、全館空調は玄関から涼しいんです。
そんなこと?って思うかもしれませんが、これがすごく快適に感じるようになるんですよ。

家の中で子供が暴れていても気になりません。
扉開けっぱなしなので、子供が扉を開け閉めすることもありません。
個別エアコンのように冷風が直接あたることもないです。

エアコン設置のような出っぱりがない

個別エアコンと違って、1階が床下、2階が小屋裏に設置となります。
なので、見える場所に空調機があるわけではないので、室内がスッキリしています。

エアコンの設置場所を気にする必要もないですし、室外機もエアコンの設置台数分で増えていくこともありません。
「スマート・エアーズ」だと1階と2階の2台のみになるのでエクステリアもスッキリです。

壁に穴もないし、エアコン用のコンセントも必要ないので、インテリアもスッキリ綺麗です。

間取りの自由度が高い

エアコンの位置を気にする必要がないので、間取りの自由度も高くなります。

扉を開けっぱなしで良くなるってことは、扉がなくても良いということになります。
我が家ではその発想に至りませんでしたが、次の機会があったら扉のない大きな空間を作っても良いと思いました。

吹き抜けやスキップフロアの時の空調効率を気にする必要もありません。
間取りを考える上での自由度は通常よりも高くなること間違い無いですね。

引き渡しのその日から使用可能

個別エアコンの場合は引き渡し後の設置が一般的ですが、全館空調はハウスメーカーが設置するので、家の引き渡しのタイミングで取り付けが完了しています。

当たり前ですが、その日から使用できるので、入居タイミングでのエアコン購入なども必要ありません。

家の完成と共に空調も一緒に付いてくるイメージですね。

外出先からHEMSで機器制御が可能

HEMSを導入すれば「スマート・エアーズ」をスマホで外からコントロールすることができます。

旅行や、長時間の外出時などに、外出先から電源のON/OFFや温度調整が行えます。
家に着いたら快適温度でお出迎えなんてのが当たり前になるのも魅力のひとつですね。

HEMSだと電気の使用量なども見れるので便利です。

フィルター清掃が簡単で掃除が楽ちん

「スマート・エアーズ」の清掃はフィルターと1階の吹き出し口掃除だけです。

フィルターは2ヶ月に1回程度を目安に掃除機で吸うか汚れがひどければ水洗いするだけです。
1階と2階の計2ヶ所だけなので、10分程度で終わります。

吹き出し口の清掃は工具が必要なので、少し面倒ですが、こちらも掃除機でゴミを吸うだけなので簡単です。
吹き出し口の清掃は半年に1回程度を目安に掃除しています。

空調機器を通して虫が入ってこない

室外機はありますが、部屋に直接つながっているわけでは無いので虫が入ってくる心配はほぼ無いと思います。
入ってきたとしてもフィルターにくっついてる可能性が高いですが、この2年間で見たことがないです。

ちゃんころ

心配であれば室外機のホースに取り付ける害虫防止キャップを付けておくとさらに安心です。

下記の商品であれば2個入りなので、1階と2階の室外機に使えます。

エアコンのホースの端に差し込むだけで害虫対策できるドレンホースキャップ
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住宅設備なので住宅ローンに組み込める

全館空調は、ハウスメーカーのオプションの住宅設備になるので、住宅ローンの支払い対象になります。
個別エアコンだと住宅購入とは別に現金を用意する必要がありますが、その心配もありません。

全館空調システム「スマート・エアーズ」のデメリット

全館空調システム「スマート・エアーズ」のデメリット

全館空調システム「スマート・エアーズ」のデメリットについて解説します。

全館空調システム「スマート・エアーズ」のデメリット

  1. 導入コストが高い
  2. 維持コストが高い
  3. 部屋ごとに温度調節ができない
  4. 冬はかなり乾燥する
  5. 微妙な季節で温度調節が難しい
  6. 故障時にはフロアごとに使用できなくなる
  7. 1階の室内機設置場所にスペースが必要
  8. 屋根裏部屋が欲しい時に2階の室内機設置場所によって部屋が狭くなる

導入コストが高い

当然といえば当然なのかもしれませんが、全館空調は導入コストが高いです。
ですが、トヨタホームの「スマート・エアーズ」は他のハウスメーカーに比べてかなり安いです。
コストパフォーマンスで言えばダントツ1位だと思っています。

一般的な4LDKの住宅なら120万〜150万ぐらいで導入できます。
同レベルの全館空調を他のハウスメーカーで導入しようとしたら、200万超えてくると思います。

エアコンも全部屋に設置するって考えたら100万ぐらいかかってくるので、トヨタホームの「スマート・エアーズ」なら大きな価格差はないですね。

『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。

維持コストが高い

トヨタホームの「スマート・エアーズ」は1階と2階で空調ユニットが分かれているため、各フロアごとに温度調節とON/OFFができるので電気代を節約できますが、それでも電気代は高いと感じました。
特に真冬はヤバいですね。
厳冬なんて言われた年にはすごい電気代の請求にびっくりしてしまいましたが、温度調節とこまめな節電を心がければ多少は維持コストを下げることもできます。

我が家では、私がフルリモートになったこともあり、在宅ワークで1日中全館空調が稼働しっぱなしってのもあって電気代が高くなった傾向にあります。

全館空調は太陽光発電とセットで導入するのがオススメです。
太陽光を導入すれば売電もできるので、実質的に光熱費を抑えることもできます。

『全館空調スマートエアーズの電気代を節約する方法』については下記の記事をご確認ください。

部屋ごとに温度調節ができない

「スマート・エアーズ」は1階と2階のフロアごとに温度調節とON/OFFはできるのですが、各部屋ごとでの温度調節は残念ながらできないです。

他のハウスメーカーの全館空調でも同じではありますが、子供が大きくなってくると不便に感じてしまう可能性はあります。
現状ではそこまで不便に感じていませんが、部屋ごとに冷暖房の効き具合が多少なりにも差が出てしまうことは否めません。

冬はかなり乾燥する

全館空調あるあるになってしまいますが、冬はかなり乾燥します。
ビジネスホテルとかに泊まったことのある方はわかるかもしれませんが、部屋内の乾燥具合が全館空調は群を抜いて高いです。

全館空調=加湿器はセットですね。
我が家も巷で噂の最強加湿器「ダイニチ工業のハイブリッド式加湿器 HD SERIES パワフルモデル(HD-244)」を購入してリビングで使用しています。
次の冬には寝室もダイニチに変更しようかと考えています。

『全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。

微妙な季節で温度調節が難しい

夏前の梅雨時期や、秋ごろなどの季節の変わり目で温度調節が難しいです。

全館空調の温度調節の自動機能はまだまだ発展途中で、外気温と内気温の差で調節しているようですが、室内では寒かったり、暑かったりする時もあります。
そんな場合は細かく手動で温度調節が必要になります。

リモコンはないですが、スマホで操作できるので、さすがスマート家電って感じですね。

『全館空調スマートエアーズの便利機能』については下記の記事をご確認ください。

故障時にはフロアごとに使用できなくなる

誰もが心配になる故障リスクです。
我が家でも購入時には心配になって、トヨタホームの営業に色々と聞きました。

故障のタイミングでは使用ができなくなりますが、修理対応はかなり早いです。
我が家でも故障ではなかったのですが、点検を依頼した際の対応は次の日にきてくれました。
シーズンだともう少しかかると思いますが、対応は早いように感じます。

営業の方に確認したところ、大きな故障の場合でも配管はそのまま利用できるケースがほとんどだそうです。
室内機か室外機の取り替えが修理のメインになるとのことなので、大幅な修理対応になることは無いとのことでした。

壊れて見ないことにはなんとも言えませんが、10年間は保証がついているので安心ですね。

『トヨタホーム60年長期保証の特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。

1階の室内機設置場所にスペースが必要

1階に関しては室内機の設置場所が居住空間に必要となります。
我が家では階段下を収納スペースにしないで、室内機の設置場所にしました。
なので、階段下を収納として利用することができなかったりするので、全館空調を導入する場合は室内機の設置場所が必要だということを覚えておきましょう。

2階に関しては小屋裏に設置するので、設置スペースが必要になることはありません。

屋根裏部屋が欲しい時に2階の室内機設置場所によって部屋が狭くなる

屋根裏部屋(小屋裏収納)を検討している方で全館空調の導入を考えている方は、2階の室内機設置場所が小屋裏に必要となります。
さらに吹き出し口の位置などもあるので、調整が必要になります。

我が家でも当初の間取りから少し調整して限界まで広くしたので、希望の大きさを実現できました。
なので、屋根裏部屋の大きさに影響が出てくることを念頭においておく必要があります。

全館空調システム「スマート・エアーズ」をオススメできない方

全館空調システム「スマート・エアーズ」をオススメできない方

下記に当てはまる方は、全館空調システム「スマート・エアーズ」をオススメできないです。

全館空調システム「スマート・エアーズ」をオススメできない方

  1. 初期コストと光熱費による維持費をできる限り抑えたい方
  2. 各部屋ごとに細かく温度調節したい方
  3. 乾燥肌で冬の乾燥が苦手な方

初期コストと光熱費による維持費をできる限り抑えたい

初期コストは100万〜150万ぐらいですが、月々の光熱費はけっこうかかります。
我が家でも、年間光熱費の40%が全館空調で消費されているので、維持費は高いと言えます。

初期コストと維持費に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
全館空調の導入に迷っている場合は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。

各部屋ごとに細かく温度調節したい

各部屋ごとに温度調節ができないので、全館空調の利用には工夫が必要です。
導入の際には吹出し口の設置位置にも注意してください。

  • スマートエアーズのグレードによっては、各部屋で温度調節できるタイプがあるかもしれないので、トヨタホームにてご確認ください。

『トヨタホームの全館空調スマートエアーズの失敗ポイント』については下記の記事をご確認ください。

乾燥肌で冬の乾燥が苦手

冬場の暖房シーズンにおいて全館空調は、かなり乾燥します。
我が家の対策としては、ダイニチ工業のハイブリッド式加湿器を利用することで乾燥問題を解決できました。
加湿量が高く、ダブルタンクで長時間運転が可能な上に、お手入れまで簡単な「ダイニチのHD SERIES パワフルモデル」がオススメです。

『全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。

全館空調システム「スマート・エアーズ」の画像ギャラリー

全館空調システム「スマート・エアーズ」の画像ギャラリー

我が家の全館空調システム「スマート・エアーズ」を画像ギャラリーで紹介します。

1階フロア <画像ギャラリー>
2階フロア <画像ギャラリー>
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全館空調システム「スマート・エアーズ」のよくあるご質問

全館空調システム「スマート・エアーズ」のよくあるご質問
スマートエアーズとは何ですか?

スマートエアーズとは、トヨタホームが提供している全館空調の商品名で、トヨタグループ自動車部品メーカーのデンソーが設計・生産している製品です。

スマートエアーズを導入する方法は?

トヨタホームで注文住宅購入時にオプションとしてスマートエアーズを選択すれば導入可能です。
リフォームや分譲住宅での導入は、トヨタホームにてご確認ください。

スマートエアーズの導入費用はどれぐらいですか?

スマートエアーズの導入費用は1階と2階合わせて100万〜160万程度です。
選択するグレードによっても費用が変わるので、詳しくはトヨタホームにてご確認ください。

『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。

スマートエアーズの光熱費はどれぐらいですか?

スマートエアーズの光熱費は、使用頻度によって変わります。
スマートエアーズは、1階と2階で空調ユニットが分かれているため、フロアごとに空調のON/OFFが可能です。
なので、他社の全館空調に比べて省エネ効果が高いと言われています。

『2022年のスマートエアーズ電気代を徹底検証』については下記の記事をご確認ください。

スマートエアーズの故障時の保証がありますか?

スマートエアーズはトヨタホームの設備保証として10年間保証されています。
それ以降は有償で修理や交換が必要になります。

『トヨタホーム60年長期保証の特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。

「トヨタホームの全館空調スマート・エアーズの特徴とメリット・デメリット」の次に見るオススメ記事

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「トヨタホームの全館空調スマート・エアーズの特徴とメリット・デメリット」の次に見るオススメ記事を紹介します。

『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。

『全館空調スマートエアーズの電気代を節約する方法』については下記の記事をご確認ください。

『トヨタホームの熱交換換気ピュア24セントラルの特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。

『全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。

まとめ

当記事では「全館空調スマート・エアーズの特徴とメリット・デメリット」について解説しました。

  • スマート・エアーズの導入を迷っている
  • スマート・エアーズの特徴を知りたい
  • スマート・エアーズのメリットとデメリットを知りたい
  • スマート・エアーズの導入に向いているか知りたい

上記のような悩みや疑問について解説しましたが、解決できましたでしょうか?

全館空調を導入すると、すべての空間が均一温度になるのでとにかく快適です。
実体験を元にしても個人的には満足していますし、メリットもあれば、デメリットもあるので導入時の参考にして見てください。

我が家では1年以上全館空調を利用していますが、家が快適すぎて困っているぐらいです。
夫婦ともにフルリモートなので、全館空調を導入して良かったです。

【トヨタホーム】全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット<実体験レビュー>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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【トヨタホーム】全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット<実体験レビュー>

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