全館空調を3年利用して分かった電気代の節約方法と省エネ効果の高い使い方!組み合わせて使うと快適効果が高まる家電を紹介します。
我が家では、誰もが知っている「生活家電」と組み合わせて利用することで、全館空調をより快適に、より省エネに利用しています。さらに、全館空調を1年間利用した時の電気代を算出し、季節ごとに効果の高い節電方法を解説します。
当記事では、全館空調の電気代を節約する方法と生活を快適にする家電(加湿器・サーキュレーター)について、下記のような悩みや疑問に答えていきます。
- 当記事で得られる情報や解決できる悩み
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昨今、電気代の高騰により家計へのダメージが大きくなっていますが、我が家でも夏と冬の電気代が高くて大変な思いをしています。なので、電気代を少しでも節約することができないかと試行錯誤した結果、誰でもすぐに節電できる方法を見つけました。
これから「全館空調やエアコンの電気代の高さに悩んでいる方」「全館空調の住宅購入を検討中の方」「家の電気代を節約すしたい方」に向けて全館空調の電気代を節約する方法と生活を快適にする家電について紹介します。
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全館空調とは
全館空調とは、住宅全体の空調を一括で管理できるシステムです。一般的なエアコンのように、各部屋にエアコンを設置するのではなく、小屋裏や床下などの空調室に大型の空調機器を設置し、ダクトを介して各部屋に送風します。
さらに、建物全体の部屋と廊下を冷暖房でコントロールして、24時間換気と連動した空調システムでもあります。わかりやすく言うと、ビジネスホテルやオフィスビルの全館空調システムのようなものです。
全館空調とエアコンの違いは?
全館空調は、住宅全体を均一な温度に保つことができるため、各部屋の温度差が小さく、快適な室内環境を実現できます。また、冷暖房効率が良く、省エネルギー効果が期待できます。さらに、ダクトを介して換気を行うため、室内の空気の入れ替えが容易で、結露やカビの発生を抑制できます。一方、初期費用が高額になる、ダクトの設置やメンテナンスが必要になるなどのデメリットもあります。
エアコンは、部屋ごとに温度や風量を調整できるため、用途や好みに合わせて使用できます。また、設置費用が安いなどのメリットがあります。一方、各部屋の温度差が大きくなる場合があったり、室内がスッキリしないなどのデメリットもあります。
全館空調とエアコンのどちらが適しているかは、住宅の形状や家族構成、予算などを考慮して検討するとよいでしょう。
全館空調の特徴
全館空調の特徴について紹介します。
- 全館空調では部屋間の温度差がほとんどなくヒートショックを軽減
- 24時間換気システムとの併用で365日温度ムラのない空間を実現
- 外気中の花粉やPM2.5のような粒子もフィルターで取り除いて換気を行うことが可能
- 小屋裏や床下に配管収納されるので室内がスッキリ
- 吹き抜けや広い部屋でも温度が均一に保たれる
- 個別空調(エアコン)に比べて清掃が簡単で楽です
- スケジュール運転機能で温度調整が自動で可能
全館空調の特徴まとめ
家庭用の全館空調システムは、1台の全館空調機で家全体を快適な温度に保ってくれます。24時間換気システムとの相性もよく、花粉やPM2.5などの大気汚染から家の中の空気を守ってくれます。
365日で家中の温度ムラを無くし、居心地の良い住環境を提供できるのは「全館空調」だけです。
全館空調の特徴とメリット・デメリットは下記の記事をチェック!
『全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。
全館空調の電気代をまとめて公開(月ごとの電気料金を比較)
我が家が導入した全館空調の電気代(ランニングコスト)を公開します。HeMSの全館空調の電気使用量を元に電気代を算出しています。
- 夫婦ともにフルリモートの仕事で平日は日中家にいます。
- 子供は2人とも小学校と保育園に通っているので平日は日中家にいません。
- 休日の過ごし方は一般的な子供のいる家庭と変わりません。
- 寝ている時間帯はほとんど全館空調を利用しています。(2階のみ)
全館空調の電気代(年間)
期間 | 電気使用量 <1階> | 電気使用量 <2階> | 全館空調の電気代 |
---|---|---|---|
1月 | 512kWh | 466kWh | 26,406円 |
2月 | 364kWh | 372kWh | 19,872円 |
3月 | 178kWh | 175kWh | 9,531円 |
4月 | 87kWh | 79kWh | 4,482円 |
5月 | 51kWh | 41kWh | 2,484円 |
6月 | 112kWh | 80kWh | 5,184円 |
7月 | 244kWh | 203kWh | 12,069円 |
8月 | 239kWh | 176kWh | 11,205円 |
9月 | 102kWh | 107kWh | 5,643円 |
10月 | 67kWh | 65kWh | 3,564円 |
11月 | 104kWh | 94kWh | 5,346円 |
12月 | 403kWh | 255kWh | 17,766円 |
年間合計 | 2,463kWh | 2,113kWh | 123,552円 |
月平均 | 202kWh | 176kWh | 10,206円 |
- 電気使用量はHeMSから算出しています。
- 1kWhあたり平均単価の27円で計算しています。
全館空調の電気代は年間で「123,552円」、月平均「10,206円」です。
我が家では、夫婦ともにフルリモートの仕事なので、平日でも在宅しているのが電気使用量に大きく影響しています。今後も電気料金の高騰により、電気代が上がって行くことを考えると、全館空調の電気代をいかに節約できるかが重要になりそうです。
オール電化住宅の電気代をまとめて公開(月ごとの電気料金を比較)
我が家で1年間に使用したオール電化住宅の電気代(ランニングコスト)を公開します。我が家が導入している主な設備や家電の電気使用状況を下記に記載します。
- 夫婦ともにフルリモートの仕事で平日は日中家にいます。
- 子供は2人とも小学校と保育園に通っているので平日は日中家にいません。
- 休日の過ごし方は一般的な子供のいる家庭と変わりません。
- 寝ている時間帯はほとんど全館空調を利用しています。(2階のみ)
- ほとんど毎日料理を作っています。
- 毎日ドラム式の洗濯機で乾燥まで行っています。(2回ほどまわします)
- 炊飯器の保温はほとんど使用しません。(ご飯は冷凍するため)
オール電化住宅の電気代(年間)
期間 | 電気使用量 (全体) | オール電化住宅の電気代 |
---|---|---|
1月 | 1,655kWh | 44,685円 |
2月 | 1,467kWh | 39,609円 |
3月 | 938kWh | 25,326円 |
4月 | 650kWh | 17,550円 |
5月 | 600kWh | 16,200円 |
6月 | 655kWh | 17,685円 |
7月 | 909kWh | 24,543円 |
8月 | 895kWh | 24,165円 |
9月 | 694kWh | 18,738円 |
10月 | 642kWh | 17,334円 |
11月 | 717kWh | 19,359円 |
12月 | 1,383kWh | 37,341円 |
年間合計 | 11,205kWh | 302,535円 |
月平均 | 933kWh | 25,191円 |
- 電気使用量はHeMSから算出しています。
- 1kWhあたり平均単価の27円で計算しています。
- 太陽光発電を導入しているため、実際にかかった電気代ではありません。
上記の電気料金は、HeMSの電気使用量を平均単価「1kWh/27円」で計算した表です。最近の電気料金の明細書には、平均単価で計算された料金以外にもプラスでかかる費用がいろいろあります。なので、実際の支払い料金はもう少し高くなると思います。
我が家は、太陽光発電により1/3ぐらいは自家発電で賄えています。それでも電気代が家計に与える影響は大きいので、これからはもっと節約を意識して抑えていきたいですね。
全館空調の電気代利用割合は全体の40.8%
期間 | 電気使用量 (全体) | 全館空調の電気使用量 | 割合 |
---|---|---|---|
年間合計 | 11,205kWh | 4,576kWh | 40.8% |
全館空調の電気代利用割合を年間合計で算出しました。
電気代の「40.8%」が全館空調で利用しています。
やはり全館空調が電気代に与える影響は大きいと言うことですね。なので、全館空調の節約が電気代の節約に直結することは明白です。
全館空調の電気代を節約する方法と省エネ効果の高い使い方
全館空調って家全体に冷暖房がいき届くので、個別エアコンに比べて電気代が高くなります。特に冬は温度差が高くなるので、1年で最も光熱費(電気代)が高くなる季節です。
全館空調の電気代を節約する方法
全館空調の電気代を節約する方法10選を紹介します。
- 風量設定は自動運転を推奨
- スケジュール運転を有効にして時間帯で温度調整
- 春や秋はフロア運転と停止で節約
- 室内温度の冷暖房は適温設定
- 夏と冬は設定温度で調節
- 冬の暖房シーズンは加湿器で体感温度をアップ
- カーテンとブラインドを有効活用
- 夜はシャッターで防寒対策
- おまかせエコ運転を有効活用
- フィルター掃除はこまめに
全館空調の電気代を節約する詳しい方法は下記の記事をチェック!
『全館空調スマートエアーズの電気代を節約する方法』については下記の記事をご確認ください。
全館空調の省エネ効果の高い使い方
全館空調は、住宅全体を均一な温度に保つことができるため、冷暖房効率が良く、省エネルギー効果が期待できます。しかし、適切に使用しないと、逆に電気代が高くなってしまう可能性もあります。
- 冬の暖房シーズンは加湿器を利用して湿度調整
- 冷暖房効率を高めるためにサーキュレーターと併用
全館空調の省エネ効果を高めてより快適にする生活家電
全館空調は、それ単体でも十分快適なのですが、誰もが知っている生活家電と組み合わせて利用すれば、省エネかつ快適に過ごすことができます。その生活家電とは「加湿器」と「サーキュレーター扇風機」です。
- 加湿器
- サーキュレーター扇風機
①加湿器
寒い冬場の暖房シーズンに全館空調を利用すると、個別エアコンに比べて部屋の乾燥具合が高くなります。冬の乾燥は誰もが経験することだと思いますが、全館空調は全ての部屋を均一に暖めてくれるので、乾燥をより強く感じてしまいます。
そこで活躍するのが「加湿器」です。
加湿器を使用することで、乾燥を防いでくれるだけでなく、省エネ効果も高くなります。我が家でも使用している加湿器メーカーのダイニチ工業調べでは、同じ室温でも湿度が30%と60%の場合、60%の方が体感温度は約1.7℃高いという調査結果が出ています。
加湿器の効果が高ければ、暖房の設定温度を1〜2℃下げることができるので、日々の電気代に換算すると家計に与える影響は大きくなります。
我が家では、リビングが家の中で一番広く、長時間過ごすことが多いため、よりパワフルな加湿器が必要でした。なので、業界No.1の加湿力を誇る「ダイニチ工業のハイブリッド加湿器 HD SERIES パワフルモデル」を購入して利用しています。
全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品は下記の記事をチェック!
『全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。
②サーキュレーター扇風機
「サーキュレーター扇風機」は、オールシーズンで利用できるて、1台2役の画期的な生活家電です。
冷暖房の暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまるので、サーキュレーターで空気を循環させるようにして、部屋の温度ムラを軽減することで運転効率を上げることができます。
特に夏場の暑い日は、冷房の効きを高めるためにもサーキュレーター扇風機の利用がおすすめです。冷房の運転効率をあげれば、省エネ効果も高まり、電気代の節約にもつながります。
全館空調との併用でおすすめするサーキュレーター扇風機は「アイリスオーヤマのサーキュレーター扇風機」です。サーキュレーター扇風機は、サーキュレーターと扇風機の機能を持ち合わせた1台2役で利用できるため1年中利用できるおすすめ商品です。
全館空調に最適なサーキュレーターのおすすめ商品は下記の記事をチェック!
『全館空調に最適なサーキュレーターのおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。
「全館空調をより快適にする生活家電」の次に見るおすすめ記事
「アイリスオーヤマのサーキュレーター扇風機の特徴」の次に見るおすすめ記事を紹介します。
- 全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品を紹介
- 全館空調に最適なサーキュレーターのおすすめ商品を紹介
- 全館空調の電気代を安くする方法
- 全館空調の特徴とメリット・デメリットを紹介
全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品を紹介
全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品は下記の記事をチェック!
『全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。
全館空調に最適なサーキュレーターのおすすめ商品を紹介
全館空調に最適なサーキュレーターのおすすめ商品は下記の記事をチェック!
『全館空調に最適なサーキュレーターのおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。
全館空調の電気代を安くする方法
全館空調の電気代を節約する詳しい方法は下記の記事をチェック!
『全館空調スマートエアーズの電気代を節約する方法』については下記の記事をご確認ください。
全館空調の特徴とメリット・デメリットを紹介
全館空調の特徴とメリット・デメリットは下記の記事をチェック!
『全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。
まとめ
当記事では「全館空調の電気代は?節約・省エネ効果の高い使い方」について紹介しました。
我が家で導入した全館空調の電気代は以下です。
全館空調の電気代は年間で「123,552円」、月平均「10,206円」です。
オール電化住宅全体の電気代から全館空調の割合を算出した結果は以下です。
電気代の「40.8%」が全館空調で利用しています。
全館空調が電気代に与える影響は大きく、全館空調の節約が電気代の節約に重要と言うことがわかります。
- 風量設定は自動運転を推奨
- スケジュール運転を有効にして時間帯で温度調整
- 春や秋はフロア運転と停止で節約
- 室内温度の冷暖房は適温設定
- 夏と冬は設定温度で調節
- 冬の暖房シーズンは加湿器で体感温度をアップ
- カーテンとブラインドを有効活用
- 夜はシャッターで防寒対策
- おまかせエコ運転を有効活用
- フィルター掃除はこまめに
全館空調を導入している家庭で、電気代を少しでも安くしたい方は参考にしてください。
全館空調の電気代は?節約・省エネ効果の高い使い方と快適家電<加湿器・サーキュレーター扇風機>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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