全館空調って電気代がエアコンに比べると高いんです。
なので、全館空調の電気代を節約する上手な使い方について紹介します。
トヨタホームの全館空調「スマート・エアーズ」の電気代を節約する上手な使い方について解説します。
冷暖房の設定をちょっと工夫するだけで省エネ運転ができます。
- スマート・エアーズの上手な使い方は?
- スマート・エアーズの電気代を節約する方法は?
- スマート・エアーズの年間の電気代は?
上記のような悩みや疑問を抱いている方は、当記事を読めばスマート・エアーズの電気代を節約する上手な使い方について詳しく知ることができます。
これから「トヨタホームで注文住宅を建てる方」「トヨタホームの分譲住宅を買う方」「トヨタホームの住宅購入を検討中の方」に向けてトヨタホームの全館空調「スマート・エアーズの電気代節約術」について紹介します。
スマート・エアーズを検討中のご家庭は参考にしてみてください。
我が家の家族構成と住宅情報 <住宅購入時>
家族構成 | 4人家族(私・妻・子供3歳・子供0歳) |
車所有台数 | 1台(ワンボックスカー) |
自転車所有台数 | 3台 |
ハウスメーカー | トヨタホーム |
シンセシリーズ | シンセ・はぐみ |
敷地面積 | 189.8㎡(57.41坪) |
1F | 64.97㎡(19.65坪) |
2F | 60.9㎡(18.42坪) |
延床面積 | 125.87㎡(38.07坪) |
LDK(1F) | 23.9帖 |
ウォークインパントリー(1F)※床下収納 | 2.7帖 |
洗面室(1F) | 2.2帖 |
トイレ(1F) | 1.6帖 |
脱衣室(1F) | 2帖 |
浴室(1F) | 1616サイズ |
玄関クローゼット(1F) | 0.8帖 |
主寝室(2F) | 7.8帖 |
主寝室ウォークインクローゼット(2F) | 2.4帖 |
子供部屋(2F)※クローゼット含む | 6.3帖 |
子供部屋(2F)※クローゼット含む | 5.6帖 |
書斎(2F) | 5.1帖 |
物置(2F) | 2.0帖 |
トイレ(2F) | 1.6帖 |
キャンチバルコニー(2F) | 物干し竿2本分 |
小屋裏部屋(屋根裏) | 7.7帖 |
太陽光発電 | 5.744kw |
全館空調 | スマート・エアーズ |
24時間換気 | ピュア24セントラル |
オール電化 | IH、エコキュート |
全館空調システム「スマート・エアーズ」の電気代を節約する上手な使い方
全館空調って家全体に冷暖房がいき届くので、個別エアコンに比べて電気代が高くなります。
特に冬は温度差が高くなるので、1年で最も光熱費(暖房費)が高くなる季節です。
トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズ」を使っている方、もしくは検討している方に向けて、電気代を節約する上手な使い方について解説します。
- 風量設定は自動運転を推奨
- スケジュール運転を有効にして時間帯で温度調整
- 春や秋はフロア運転と停止で節約
- 室内温度の冷暖房は適温設定
- 夏と冬は設定温度で調節
- 冬の暖房シーズンは加湿器で体感温度をアップ
- カーテンとブラインドを有効活用
- 夜はシャッターで防寒対策
- おまかせエコ運転を有効活用
- フィルター掃除はこまめに
風量設定は自動運転を推奨
節約のために風量設定を弱風にする方がいますが、かえって電気代を無駄に消費している可能性があります。
弱風設定にすると、設定温度に達するまでの時間が多くかかってしまいます。
「自動運転」にすれば、お部屋の温度が設定温度に達するまでに最も効率的な運転をしてくれます。
そのため弱風の時よりも電気代の消費を抑えてくれますので、自動運転にしておく方が全館空調の性能を活かして電気代も節約することができます。
スケジュール運転を有効にして時間帯で温度調整
スケジュール運転で、1日の生活パターンに合わせて温度を4つの時間帯で設定できます。
設定できる4つの時間帯は「おはよう」「おでかけ」「ただいま」「おやすみ」に合わせてそれぞれで時間設定できます。
- 冷房と暖房設定のみで利用ができます。
- 自動運転・除湿運転・送風運転時には設定できません。
- 冷房運転は「22〜30℃」と「ひかえめ」に設定ができます。
- 暖房運転は「17〜28℃」と「ひかえめ」に設定ができます。
- メインリモコンは「全エリア共通」での設定になります。
- サブリモコン・個別リモコンを導入している場合は「エリア別」での設定ができます。
- 「曜日個別」グループは、月曜日から日曜日まで各曜日ごとに設定できます。
- 「平日週末」グループは、月曜日から金曜日までの平日と、土曜日と日曜日の週末とで設定できます。
- 「毎日同じ」グループは、毎日同じ運転の設定ができます。
特に冬などは停止してからの再立ち上げに電気を多く使います。
スケジュール運転を活用することで、それぞれの時間帯にあった温度設定を行い、省エネ運転を実現します。
ただ、2時間以上外出したり、フロアを使用しない場合は、停止しておくほうが電気代は安くなります。
春や秋はフロア運転と停止で節約
春と秋に関しては、フロアごとの運転や停止で電気代を節約します。
スマート・エアーズの特徴でもある、1階と2階のフロアごとに運転のON/OFFと温度調整ができます。
春や秋は、冷暖房を必要としない場合もあります。
そんな時はフロアごとの運転や停止をすることで、電気代を節約することができます。
室内温度の冷暖房は適温設定
全館空調は、個別エアコンに比べて家中に冷暖房を効かせてくれます。
そのため、冷えすぎ・暖めすぎなどにならないように設定温度を調節しましょう。
設定したい温度に対して冷房時は1℃高めに、暖房時は1℃低めを心がけましょう。
1℃設定温度を調節するだけで、約10%の省エネ効果があると言われています。
夏と冬は設定温度で調節
夏と冬は冷暖房を一番使う季節です。
家にずっといる時は、付けっ放しにしたほうが電気代は安くなります。
こまめにつけたり消したりを繰り返すとかえって電気を多く消費します。
全館空調も個別エアコンも温度差の高い時に頑張って暖めようとしたり冷やしたりするので、運転を開始する時が電気を一番使います。
部屋が設定温度になってからは安定稼働になるため、それほど電気を消費しなくなります。
- 1時間以内の外出は、停止せずに温度を調節する方が電気代は安くなります。
- 1時間〜2時間の外出は温度差により停止するか、温度調節するか微妙なラインです。
冬は温度差が高いので停止しない方が良いと思います。 - 2時間以上の外出は停止することをオススメします。
冬の暖房シーズンは加湿器で体感温度をアップ
人の体感温度は、気温と湿度が密接に関係しています。
気温が高くても湿度が低ければ体感温度は低く感じて、気温が低くても湿度が高いと体感温度としては高く感じると言われています。
寒い冬場は、加湿器を上手に使うことで暖房の節約(省エネ)につながります。
我が家でも使用している加湿器メーカーのダイニチ工業調べでは、同じ室温でも湿度が30%と60%の場合、60%の方が体感温度は約1.7℃高いという調査結果が出ています。
『全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品』については下記の記事をご確認ください。
カーテンとブラインドを有効活用
カーテンとブラインドを上手に使って省エネ効果を高めましょう。
夏の日中はカーテンとブラインドで直射日光を防いで、夜もカーテン・ブラインドで断熱効果を高めます。
冬の日中は陽の光を取り込み、夜はカーテン・ブラインドで断熱効果を高めます。
カーテンとブラインドを夏と冬で上手に使えば、5%の省エネ効果があると言われています。
夜はシャッターで防寒対策
シャッターを導入している方は、夜間はシャッターで防寒対策を行いましょう。
シャッター自体に断熱効果はないですが、寒い冬の冷たい風が直接窓に当たることで、窓が冷やされて室内の温度が多少低下することがあります。
シャッターを閉めておくことで、冬の冷たい風が直接窓に当たらなくなるので、防寒対策による温度低下(間接的な断熱効果)を防いでくれます。
結露対策にもなるので、シャッターの導入で省エネ効果に一役買うことができます。
おまかせエコ運転を有効活用
スマート・エアーズには「おまかせエコ運転」という機能があります。
おまかせエコ運転は、室温と湿度に応じて機器が自動で省エネ運転をする便利な機能です。
おまかせエコ運転には2つのモード「在宅エコ」と「外出エコ」が用意されています。
- 不快とならない程度の温度を保ちながら、エコ運転をします。
- 在宅エコは設定温度よりも1〜3℃ほど調節されているように感じます。
- 省エネを優先したエコ運転をします。
- 外出時など、在宅エコよりもさらに省エネしたい場合にオススメです。
- 外出エコは設定温度よりも2〜5℃ほど調節されているように感じます。
フィルター掃除はこまめに
フィルター掃除は、冷暖房の効きや電気の使用量に大きな影響を与えます。
冷房や暖房シーズンを通じてフィルター掃除をせずにゴミやホコリが詰まると、電気が約5〜10%のムダ使いになると言われています。
フィルター掃除の目安は2週間に1回は掃除するようにと取扱説明書に記載があるので、頻繁に掃除することをオススメします。
掃除機で吸うだけなので、1階・2階合わせても5〜10分程度で終わります。
フィルター自体の交換目安は2年となっています。
我が家では1階と2階で汚れ具合に大きな差があるので、1階はよく掃除していますが、2階は2ヶ月に1度程度しか掃除していません。
子供が大きくなれば、頻度は増えるかもしれませんが、使用頻度で掃除回数を変えても良いと思います。
全館空調システム「スマート・エアーズ」の月々の電気代
トヨタホームが公開している月々の電気代シミュレーションは下記です。
トヨタホームのシミュレーションでは、冷暖房費が年間で約81,000円です。
寒さの厳しい長野県の松本での算出なので、そこまで高く感じないですね。
※長野県松本市に建つ122㎡のトヨタホーム実邸プランUA値0.75W/(㎡k)でのシミュレーション値。
実際のランニングコストは、建物条件・環境・使用状況等によって異なります。 ※電気料金は中部電力、東京電力の2019年5月時点の料金体系。お住まいの地域によって料金体系は異なります。 ※【スマート・エアーズ】 ●空調条件:24時間全館空調 ●設定温度(スケジュール運転時):[暖房]22℃(6-10時、16-23時)、20℃(10-16時)、17℃(23-6時)、[冷房]26℃(6-10時、16-23時)、28℃(23-6時、10-16時)●電気料金(円/kWh):(オール電化住宅を想定)中部電力スマートライフプランスタンダード(デイタイム38円、ホームタイム28円、ナイトタイム16円)東京電力スマートライフS(昼間25.33円、夜間17.46円) ※【ルームエアコン6台(LDK2台)+ガス温水式床暖房】 ●空調条件:断続運転(夏季:1階2階/ルームエアコン、冬季:1階/ルームエアコン+ガス温水式床暖房、2階/ルームエアコン)●設定温度:[暖房]22℃(6-10時、12-14時、16-22時)、[冷房]26℃(12-14時、16-22時) ●電気料金(円/kWh):(ガス併用住宅を想定)従量電灯C(27.97円:300kWh超) ●ガス料金(円/㎥):(ガス併用住宅を想定)一般ガス供給約款C(161.16円) ※【従来型全館空調】 ●空調条件:24時間全館空調 ●設定温度:[暖房]22℃、[冷房]26℃ ●電気料金(円/kWh):(ガス併用住宅を想定)従量電灯+低圧電力契約(夏季16.73円、その他15.21円、低圧電力契約基本料金3,369円/月を含む) ※電気/ガス料金は、基本料金および床暖割引等の各種割引料金は含みません。※機器効率COPは、定格COPと中間COPの平均を使用。
我が家の全館空調「スマート・エアーズ」月々の電気代
それでは、我が家の全館空調「スマート・エアーズ」月々の電気代と比較してみましょう。
期間 | 電気使用量 <1階> | 電気使用量 <2階> | スマート・エアーズ光熱費 |
---|---|---|---|
2021年7月 | 176kWh | 186kWh | 6,154円 |
2021年8月 | 259kWh | 247kWh | 8,602円 |
2021年9月 | 66kWh | 78kWh | 2,448円 |
2021年10月 | 65kWh | 57kWh | 2,074円 |
2021年11月 | 100kWh | 112kWh | 3,604円 |
2021年12月 | 335kWh | 314kWh | 11,033円 |
2022年1月 | 512kWh | 466kWh | 16,626円 |
2022年2月 | 364kWh | 372kWh | 12,512円 |
2022年3月 | 178kWh | 175kWh | 6,001円 |
2022年4月 | 87kWh | 79kWh | 2,822円 |
2022年5月 | 51kWh | 41kWh | 1,564円 |
2022年6月 | 112kWh | 80kWh | 3,264円 |
年間合計 | 2,305kWh | 2,207kWh | 76,704円 |
年間平均 | 192kWh | 184kWh | 6,392円 |
- 電気使用量はHeMSから算出しています。
- 1kWhあたりの単価は当時の平均17円で計算しています。
我が家では、年間の冷暖房費が76,704円でした。
住んでいる地域は千葉になりますが、初年度は節約などを意識しなかったので、節約を意識していればもっと安くできたと思います。
我が家では私がフルリモートの在宅勤務になるので夏と冬は冷暖房付けっ放しです。(2階だけ)
トヨタホームのシミュレーションと我が家の実測値で比較しても約5,000円程度の差なので、電気代は80,000円前後ぐらいになると予想できます。
全館空調「スマート・エアーズ」の導入価格と月々の電気代について
『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。
2022年の全館空調「スマート・エアーズ」でかかった電気代を徹底検証
『2022年のスマートエアーズ電気代を徹底検証』については下記の記事をご確認ください。
スマート・エアーズの電気代を節約する最強の方法
我が家では、2022年後半からの電気料金値上げに伴って、2022年から2023年の冬にかけて電気代がびっくりするぐらい上がりました。
どの家庭でも前年度に比べて電気代が上がったことで、家計へのダメージは大きかったと思います。
我が家でも電気代による家計ダメージを少しでも軽減するために、ある秘策を試してみたところ、電気代が大幅に下がりました。
その方法を解説するので、全館空調を導入している家庭も、そうでない家庭も試してみてください。
電気代を節約する最強の方法
電気代を節約する最強の方法としては「こたつ」を使用することです。
こたつを使用することで冬の電気代を大幅に下げることがでます。
え!そんなこと?って思ったかもしれませんが、これが最強の方法です。
特にリモートワークで平日の日中も在宅の方にはもってこいの方法なんです。
我が家でも、いつも通り全館空調を使用していたのですが、2023年1月の電気代請求が「6万円」だったので、これはヤバい…となって考えたのが、日中は全館空調を使用せずに「こたつ」で乗り切る方法です。
こたつに入っていると、足が暖かいので、全館空調を停止していても全然寒さを感じないんですよね。
実際に1ヶ月試してみたところ、なっと2023年2月の電気代請求が「4.5万円」に下がったんです。
2022年の時は、1月の電気代よりも2月の電気代のほうが67%も上がったのに対して、2023年の同時期の電気代は25%も下がったんです。
これはかなり凄いことですね!
さらに、こたつを使用することで電気代が下がるメリットがもう一つあります。
それは、乾燥しないから「加湿器」の使用が極端に減るので、さらに電気代が下がります。
冬場の電気代に困っている家庭は、ぜひ試してみてください。
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全館空調システム「スマート・エアーズ」の電気代節約でよくあるご質問
「全館空調スマート・エアーズの電気代を節約する上手な使い方」の次に見るオススメ記事
「全館空調スマート・エアーズの電気代を節約する上手な使い方」の次に見るオススメ記事を紹介します。
『全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。
『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。
『全館空調スマートエアーズの乾燥対策』については下記の記事をご確認ください。
『2022年のスマートエアーズ電気代を徹底検証』については下記の記事をご確認ください。
まとめ
当記事では「全館空調スマート・エアーズの電気代を節約する上手な使い方」について解説しました。
- スマート・エアーズの上手な使い方は?
- スマート・エアーズの電気代を節約する方法は?
- スマート・エアーズの年間の電気代は?
上記のような悩みや疑問について解説しましたが、解決できましたでしょうか?
全館空調は、どのハウスメーカーでも月々の電気代(ランニングコスト)は高くなります。
トヨタホームの全館空調「スマート・エアーズ」は年間の電気代を安くするための機能がついているので、有効活用することで月々の電気代を少しでも安く抑えることができます。
活用方法や地域、家庭の状況などにより使用方法は変わってきます。
どこまで節約できるかはわかりませんが、すでに導入している方も、これから導入を検討している方も参考にしてみてください。
【トヨタホーム】全館空調スマートエアーズの電気代節約する上手な使い方<実体験レビュー>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。