トヨタホームの熱交換換気システム「ピュア24セントラル」は家中がキレイな空気を保つことができる「第一種換気システム」です。
トヨタホームの全館空調「スマート・エアーズ」の導入をすると自動的にセットとなる熱交換換気システム「ピュア24セントラル」について紹介します。
2年間使用してみての特徴とメリット・デメリットを実体験レビューで解説します。
- 熱交換換気システム(第一種換気)って何?
- ピュア24セントラルの特徴、メリットとデメリットを知りたい。
- ピュア24セントラルの費用を知りたい。
上記のような悩みや疑問を抱いている方は、当記事を読めばピュア24セントラルの特徴とメリット・デメリットについて詳しく知ることができます。
これから「トヨタホームで注文住宅を建てる方」「トヨタホームの分譲住宅を買う方」「トヨタホームの住宅購入を検討中の方」に向けてトヨタホームの全館空調「スマート・エアーズ」とセットの熱交換換気システム「ピュア24セントラル」について実体験レビューします。
スマート・エアーズまたはピュア24セントラルを検討中のご家庭は参考にしてみてください。
我が家の家族構成と住宅情報 <住宅購入時>
家族構成 | 4人家族(私・妻・子供3歳・子供0歳) |
車所有台数 | 1台(ワンボックスカー) |
自転車所有台数 | 3台 |
ハウスメーカー | トヨタホーム |
シンセシリーズ | シンセ・はぐみ |
敷地面積 | 189.8㎡(57.41坪) |
1F | 64.97㎡(19.65坪) |
2F | 60.9㎡(18.42坪) |
延床面積 | 125.87㎡(38.07坪) |
LDK(1F) | 23.9帖 |
ウォークインパントリー(1F)※床下収納 | 2.7帖 |
洗面室(1F) | 2.2帖 |
トイレ(1F) | 1.6帖 |
脱衣室(1F) | 2帖 |
浴室(1F) | 1616サイズ |
玄関クローゼット(1F) | 0.8帖 |
主寝室(2F) | 7.8帖 |
主寝室ウォークインクローゼット(2F) | 2.4帖 |
子供部屋(2F)※クローゼット含む | 6.3帖 |
子供部屋(2F)※クローゼット含む | 5.6帖 |
書斎(2F) | 5.1帖 |
物置(2F) | 2.0帖 |
トイレ(2F) | 1.6帖 |
キャンチバルコニー(2F) | 物干し竿2本分 |
小屋裏部屋(屋根裏) | 7.7帖 |
太陽光発電 | 5.744kw |
全館空調 | スマート・エアーズ |
24時間換気 | ピュア24セントラル |
オール電化 | IH、エコキュート |
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換気システムとは
換気システムって初めて聞く方もいると思います。
まずは換気システムって何?って方に向けて解説していきます。
換気システムとは、換気装置により強制的に室内の空気の入れ替えができるシステムです。
換気システムには、第1種換気方式・第2種換気方式・第3種換気方式の3つのタイプがあります。
換気システムの導入は、2003年に法律で定められたため、住宅の24時間換気が義務化されました。
ホルムアルデヒドやシックハウス症候群問題を解消するため、家の空気を1時間に0.5回入れ替える機器の設置が必須項目となりました。
第1種換気方式とは
第1種換気方式とは、給気口(入口)と排気口(出口)の両方にファンなどの機械換気装置をつけて強制的に換気を行うシステムのことです。
機械により空気を入れて、機械により空気を出すことで効率良く計画的に換気ができるため、安定稼働による空気循環ができます。
わかりやすく言うと、2時間に1度空気を入れ替え「1日に12回」の全館換気を24時間安定的に稼働します。
- 室内の気圧は外気とほぼ同等となるので気圧差による問題が発生する危険性が少ない。
- 給気も排気もそれぞれ1ヶ所なので、計画的な換気が可能。
- 給気と排気の両方に機械がつくことで費用が高くなる。
第2種換気方式とは
第2種換気方式とは、入口にファンなどの機械換気装置を取り付け、出口には機械換気装置はなく自然排気という換気方式です。
入口にあるファンが強制的に室内に空気を押し込むため、押し出される形で排気口から空気が出て行くことで、室内の気圧が外気より上がります。(正圧)
- ドアを開けた際に外部から塵やホコリが入り込むのを防ぎ室内を清潔に保ちます。
- 病院の無菌室や工場のクリーンルームなどで使用されています。
- 気密の低い建物では室内の湿気を含んだ空気が壁内や屋根裏に入り込み、冬の寒い時期には結露が発生して家を傷めてしまうので、一般住宅では用いられません。
第3種換気方式とは
第3種換気方式とは、第2種換気方式の逆で、入口である給気口は自然給気となり、出口である排気口にファンなどの機械換気装置を取り付けた方式です。
出口で空気を引っ張り出していることで、室内は外気より気圧が下がります。(負圧)
第3種換気方式の場合は、1階はトイレと洗面所、2階はトイレの換気扇で排気を行います。
3つの換気方式の中で1番利用されている換気方式です。
- 導入とランニングコストが安いです。
- 負圧になるため、室内は外気より気圧が下がり壁内や屋根裏への湿気の侵入を防ぐことができます。
- 屋根裏などの多少汚れた空気が入りこむ危険性があります。
- 住宅の気密性能があまり高くないと、隙間から外気が入り込んでしまうため、冷暖房費がかさんでしまいます。
トヨタホームの換気システムとは
トヨタホームでは、第1種換気方式と第3種換気方式の2つのタイプが用意されています。
- 第1種換気方式「ピュア24セントラル」
- 第3種換気方式「ピュア24」
第1種換気方式「ピュア24セントラル」
トヨタホームの場合は、ほとんどの注文住宅で「第1種換気方式のピュア24セントラル」が利用されています。
スマート・エアーズを導入した場合は、自動的にピュア24セントラルになるので、我が家でも特に何も考えずに「第1種換気」になっていました。
第3種換気方式「ピュア24」
トヨタホームでは、「第3種換気方式ピュア24」も用意されています。
公式サイトにもほとんど情報が掲載されていないので、特徴はよくわかりませんが、一般的な「第3種換気」と変わらないと考えられます。
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」とは
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」とは、第1種換気としての性能に加えて82%の熱交換率で外気を取り込み、熱損失を抑えてくれます。
住まいの空気をキレイにするシステムが「ピュア24セントラル」です。
キレイな空気は家族の健康を守る大事な要素です。
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」の仕組み
天井裏にダクトを配して、全室を24時間自動的に換気します。
ピュア24セントラルは、室内をいつもさわやかな空気で満たします。
外気導入 | 野外の新鮮な空気を取り入れます。 |
換気扇本体 | 全熱交換器によって、外気と室内の中間的な温度・湿度の空気を作り出します。外気フィルター+防虫ネットが外気を清浄化します。 |
給気グリル | 天井から各居室にきれいな空気を供給します。 |
還気 | ドア下のアンダーカットや廊下を通って換気扇本体へ通されます。 |
排気 | 全熱交換後の汚れた空気は、屋外へ排出させます。 |
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」の特徴
家中がキレイな空気。をコンセプトに、24時間365日で家中の空気をキレイに保ち、家族みんなが健康に暮らせる住まいを提供するのが「ピュア24セントラル」です。
- 2時間で室内の空気を入れかえ
- 花粉やホコリ、PM2.5の微細な粒子も99.97%除去
- 82%の熱交換率で、熱損失を軽減
- アレルギーの原因物質を取り除いて症状緩和
- 結露対策
- カビやダニの発生を抑制
- CO2濃度の低下対策
- 省エネルギーによるエコ
2時間で室内の空気を入れかえ
ピュア24セントラルは、2時間に1度の頻度で空気を入れかえてくれます。
すなわち「1日に12回」も全館換気が行われ、住まいの空気を24時間キレイに保ちます。
窓を開けての換気が必要ないので、室内の温度変化を最小限に抑えることができます。
家中常に新鮮な空気が循環するので、有害物質の濃度を抑えて健康に暮らせます。
花粉やホコリ、PM2.5の微細な粒子も99.97%除去
花粉やホコリ、黄砂やPM2.5が気になる季節も、ピュア24セントラルで安心です。
有害なアレルギー物質のないキレイな空気でお子さまの健康も守ります。
外気用フィルターの高性能なフィルター(HEPAフィルター)が、PM2.5などの微細な粒子も99.97%除去します。
空気清浄機がなくて、家中24時間キレイな空気の中で安心して過ごせます。
82%の熱交換率で、熱損失を軽減
温度溜りと湿度溜りを防いで、淀んだ空気のない爽快住まいで過ごせます。
熱交換機で排気から熱や湿気を回収し「82%の熱交換率」で外気を室温に近づけて取り入れます。
ピュア24セントラルなら、換気による熱損失を抑えて効率的に換気してくれます。
アレルギーの原因物質を取り除いて症状緩和
アレルギー性鼻炎の患者のうち約4割が子どもです。
子どもは、体重1kgあたりの空気の摂取量は大人の2倍と言われています。
室内の空気環境は、子どもの健康に影響を与えます。
アレルギーとなる原因物質をできる限り取り除くことができれば、室内でのアレルギー発症を抑えることができます。
優しい風でホコリが舞い上がりにくい全館空調「スマート・エアーズ」がアレルゲンの元を取り除き、第1種換気による全館換気でキレイな空気を保つ「熱交換換気ピュア24セントラル」はアレルギー対策として有効に働くため、お子さまの健康被害を軽減します。
結露対策
トヨタホームの熱交換換気システム「ピュア24セントラル」は、外気の空気を取り込む時に温度と湿度を調整して取り込みます。
なので、換気による温度差を最小限に抑えることで、結露を防ぐ効果があります。
結露が発生しやすい環境では、結露水によりカビの発生の原因になります。
カビは建材の劣化にもつながり、住宅の寿命を縮めます。
カビやダニの発生を抑制
全館換気システムによる除湿効果で、カビやダニの発生数を抑制することができます。
換気装置を使用しない場合、湿度が高まってダニの発生率は急激に伸びますが、換気装置を回し始めると、湿度調整が行われるので、ダニの数は徐々に減少していきます。
CO2濃度の低下対策
一般的には人生の90%を密閉された空間の中で過ごすことになるため、CO2濃度の上昇は、集中力の低下にもつながります。換気システムでCO2濃度を低下させて、室内汚染から身体を守りましょう。
より良い換気システムで、シックハウス症候群などの健康被害を未然に防ぎましょう。
省エネルギーによるエコ
住宅の熱損失の30%は、換気が原因と言われています。(第3種換気の場合)
第1種換気の熱交換換気システム「ピュア24セントラル」では、屋外に排出する汚れた空気から熱を回収し、新鮮な外気を室温に近づけてから室内に給気します。
トヨタホームのピュア24セントラルは熱交換率82%なので、換気による熱損失が30%から約5%となり、冷暖房による光熱費を大幅に削減することができます。
特にスマート・エアーズとの相性も抜群なので、全館空調の導入を考えても良いと思います。
『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」のメリット
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」のメリットについて解説します。
- 光熱費の削減
- シックハウス対策
- 外気からの有害物質をシャットアウト
- 結露防止
- 窓を閉め切ることによりセキュリティー向上
- 窓を閉め切ることにより防音性向上
光熱費の削減
熱交換換気システムの最大のメリットと言っても過言ではないのが、光熱費の削減です。
トヨタホームの「ピュア24セントラル」は、熱交換率82%の高水準で熱損失を防いでくれます。
さらに、高気密住宅なので、断熱性能も高く室内の温度を一定に保ってくれます。
無駄に電気を消費せずに済むのは家計にも優しいため、長い目で見れば費用対効果も高いと言えます。
シックハウス対策
24時間換気が義務付けられた2003年当時は、シックハウス症候群などの健康被害が問題になっていました。
それから数十年が経過し、最新の換気システムとして熱交換換気システムが登場しました。
2時間に1回のペースで室内の空気が入れ替わります。
ピュア24セントラルは、空気を入れ替える時にもキレイを保つ仕組みが取り入れられているので、シックハウス症候群などの健康被害から家族を守ってくれます。
外気からの有害物質をシャットアウト
外気に漂う花粉やホコリ、黄砂やPM2.5などの有害物質を99.97%除去してくれます。
キレイな空気だけを取り込むことができる「HEPAフィルター」を採用しているので、安心して生活できます。
さらに、室内でのアレルギー物質も抑えることができるため、子どもの健康被害も軽減することができます。
結露防止
熱交換換気システムにより、空気循環させる時に温度と湿度を調節して吸排気します。
なので、室内の湿度上昇を抑えて結露を防ぐことができます。
結露が発生するとカビの原因となるため、換気で結露を防ぐことができれば、カビやダニの発生を抑制することも可能です。
窓を閉め切ることによりセキュリティー向上
24時間換気システムで窓を開ける必要がありません。
気になる匂いもピュア24セントラルなら、通常よりも早く取り除くことができます。
温度溜りや湿度溜りも防いでくれるので、窓を開けることがほとんどないです。
そのため、鍵の閉め忘れや、窓の開けっぱなしなどによる防犯にも役立ちます。
窓を閉め切ることにより防音性向上
窓を閉め切っておくことで防音性を高めてくれます。
スマート・エアーズと一緒に使えば、さらに窓を開けたりすることがほとんどありません。
快適な温度と新鮮な空気で居心地の良い住環境で24時間365日過ごせます。
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」のデメリット
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」のデメリットについて解説します。
- 導入コストが高い
- 維持コストが高い
- 掃除が大変
- 換気システムの設置場所は天井が低くなる
導入コストが高い
どのハウスメーカーでも同じですが、第1種換気で熱交換換気システムが搭載されている場合は導入コストが一番高くなります。
換気システムの中ではハイグレードな商品になるので当然といえば当然ですが、高くても空気は家の中で一番影響があると思いますので、より良い換気システムの導入を検討すべきです。
維持コストが高い
ランニングコストとしては、自然換気に比べて電気で機会を動かすために多少の電気代はかかります。
気になるほどの電気消費はないので、あまり気にしなくて良いと思います。
それよりも、ダクト本体は10年〜20年の間で汚れが溜まったら交換が必要になるかもしれません。
特にそのような情報があるわけではありませんが、常に新鮮な空気を取り込むためには、いずれはメンテナンスで取り替えなどの検討が必要になりそうですね。
掃除が大変
換気システムは外気を取り込む際に、小さな虫が紛れ込みます。
そのため、定期的な掃除が必要です。
目安としては2〜3ヶ月に一度はフィルター掃除を行いましょう。
この掃除がなかなか大変です。
掃除自体はそこまで大変ではないのですが、虫取り網が設置されていて、その中に入っている虫を水で流して虫取り網を洗う必要があるのですが、虫の苦手な方にとっては苦痛でしかないです。
換気システムの設置場所は屋根が低くなる
換気システムがかなり大きなサイズなので、設置場所の天井が30cmほど低くなってしまいます。
なので設計段階で設置場所をあらかじめ考えておく必要があります。
我が家の場合、1階はパントリーに設置し、2階は物置に設置しました。
なので、天井が低くなっていても気になりません。
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」の導入価格(初期費用)
我が家の「ピュア24セントラル」の導入価格(初期費用)を教えます。
ピュア24セントラル(1階・2階) | 361,790円(税別) |
ズバリ「36万円」です。
私は意外と安いなって感じでした。
我が家はスマート・エアーズを導入していたため、ピュア24セントラル1択だったので、第3種換気の選択肢がなく費用が分かりませんが、36万円で1日の中で一番長く生活する家の空気がキレイになるなら高くない買い物だと思います。
熱交換換気システム「ピュア24セントラル」の導入でよくあるご質問
「熱交換換気ピュア24セントラルの特徴とメリデメ」の次に見るオススメ記事
「熱交換換気ピュア24セントラルの特徴とメリデメ」の次に見るオススメ記事を紹介します。
『全館空調スマートエアーズの特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。
『全館空調スマートエアーズの導入価格と月々の電気代』については下記の記事をご確認ください。
『トヨタホーム60年長期保証の特徴とメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。
『トヨタホームのシンセシリーズのキッチン標準仕様』については下記の記事をご確認ください。
まとめ
当記事では「熱交換換気ピュア24セントラルの特徴とメリット・デメリット」について解説しました。
- 熱交換換気システム(第一種換気)って何?
- ピュア24セントラルの特徴、メリットとデメリットを知りたい。
- ピュア24セントラルの費用を知りたい。
上記のような悩みや疑問について解説しましたが、解決できましたでしょうか?
熱交換換気のピュア24セントラルを導入すると、家中がキレイな空気で満たされます。
私自身もアレルギーを持っていますが、ホコリやダニなどによるハウスダストが原因でアレルギーが出ることは無くなりました。
花粉シーズンも家にいる時は、大分軽減されるので、スマートエアーズとピュア24セントラルを導入して大満足です。
【トヨタホーム】熱交換換気ピュア24セントラルの特徴とメリット・デメリット<実体験レビュー>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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