新築戸建て住宅(新築マンション)に引っ越す前または入居前に、害虫やカビ、汚れ、キズや凹み対策をしっかりしておくことで「快適な新生活をスタート」できます。
当記事では、入居前にやることと害虫・防カビ・汚れ対策に利用できるおすすめグッズについて、下記のような悩みや疑問に答えていきます。
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これから「新築住宅の引渡しがある方」「戸建て住宅またはマンション購入を検討中の方」「新居に引っ越しまたは入居前の方」に向けて入居前にやること対策を厳選して紹介します。
我が家も新築住宅に入居する前に実践したので、便利グッズ紹介も含め実体験をもとに解説します。ぜひ、参考にしてください。
入居前だからできることがたくさんありますよ!
なぜ入居前にやるのか?
なぜ入居前に害虫やカビ、汚れ対策をやる必要があるのか?について理由を解説します。他にも、新築住宅の入居前だからできることのメリットやデメリットも紹介します。
入居前にやる理由は?
入居前の家は、家具や家電などの生活用品がいっさい無い状態です。なので、害虫や防カビ、キズや汚れ対策を簡単に行うことができます。さらに、入居前だからできることとして、内壁のキズやはがれ、内部材の破損などを事前にチェックすることができます。
それに、入居前は新築に住むことへのモチベーションが高くなっています。やる気のある時に対策をしておくことも理由の一つです。
引っ越し後(入居後)では、できないこともあったり、疲れてやる気が出なかったりすることもあります。なので、入居前が1番最適なタイミングと言えます。
入居前対策のメリット・デメリット
入居前対策をするメリット・デメリットについて解説します。
入居前対策のメリット
- 害虫対策で嫌いな虫の侵入を防ぐ
- 防カビ対策で掃除がラク
- キズや汚れの予防対策でキレイが長持ち
- 入居前のキズや破損を確認
- 何も無い新築状態を写真に残せる
入居前対策は、害虫や汚れ対策だけではありません。何も無い新築状態の写真を思い出として残したり、家具・家電による床の凹みやキズを防ぐための対策ができたりします。入居後の荷物を運んだ後では対策できないこともたくさんあるため、入居前に対策することが大事です。
購入する家具や家電に合わせて、キズや汚れの予防対策グッズが販売されています。便利な世の中なので、あったらいいなが見つかりますよ。
我が家でも便利グッズを購入して利用しています!
入居前対策のデメリット
- 新居に何度か足を運んで作業する必要がある
- 新居が遠いと大変
デメリットは、引っ越し前だから新居が遠方だと大変だと言うことです。あとは、戸建て住宅の場合は家の広さによっては1日で終わりません。なので、何度か足を運んで作業をする必要があります。
我が家は3回ほど足を運んで作業をしました!
新築住宅で入居前にやること対策とおすすめグッズ
新築住宅で入居前にやることを厳選しました。それぞれで利用できるおすすめグッズもまとめて紹介します。
- 新居をキレイに拭き掃除
- 写真や動画で入居前の新居を撮影
- 防虫&防カビ対策
- 冷蔵庫マットでキズ&汚れ防止
- IHヒーターの焦げ&汚れ防止
- 洗濯機の土台とキズ&汚れ防止マット
- トイレのスキマフィルで汚れ防止
- 食器棚の多機能シート
- 靴箱の臭い防止竹炭シート&吸湿脱臭剤
- 換気扇フィルターで汚れ&防虫対策
それぞれについて詳しく説明します。
①新居をキレイに拭き掃除
まず最初にやることとしては「新居をキレイに拭き掃除」です。
新築住宅の場合、引渡しの前にハウスクリーニングが行われています。ですが、意外と汚れや木屑などが残っているので、入居前の何もない状態で隅々まで拭き掃除をしておくようにしましょう。
床などもクイックルワイパーでサッとキレイにするだけでも十分ピカピカになります。家具や家電が無いので掃除も簡単にできます。
最低限の掃除道具は、お財布に余裕があれば新居用に購入するのがおすすめです。何度か作業するにあたり、掃除道具は常に必要になるので、入居前の新居に常備しておくとラクです。
フローリングワイパー リビングお掃除5点セット【アイリスオーヤマ】
クリーナーツールオーガナイザー【山崎実業|tower】
新築住宅と言っても掃除しないとキレイは保てないですよ!
②写真や動画で入居前の新居を撮影
拭き掃除でキレイになった次にやることは「写真や動画で入居前の新居を撮影」です。
新築住宅の場合は、入居前が新居のありのままを撮影できる唯一のタイミングです。なので、記念や思い出にたくさんの写真や動画を残しましょう。
我が家もあらゆる場所を撮影して記念に残しました。
③防虫&防カビ対策
写真撮影が終わった次にやることは「防虫&防カビ対策」です。
新築住宅とは言え、建築期間中に虫が侵入している可能性があります。なので、入居前の何も無い状態で各部屋に「バルサン」を焚くのと、風呂場に「防カビくん煙剤」を焚いて防虫&防カビ対策を行いましょう。
さらに、虫の侵入を防ぐための防虫対策として「屋外用ブラックキャップ」の設置と、エアコン室外機のホースから虫の侵入を防ぐ「害虫侵入防止ドレンキャップ」を設置します。
害虫対策で1番防ぎたいのはGの侵入です。なので、屋外用のブラックキャップを住宅の外周に満遍なく設置しておくことで、侵入前に退治することができます。さらに、エアコンの室外機ホースからの侵入を防ぐ対策もしましょう。
バルサン【レック】
ルック おふろの防カビくん煙剤【LION|ライオン】
ブラックキャップ 屋外用【アース製薬】
害虫侵入防止ドレンキャップ
くん煙剤タイプの使用は火災報知器が鳴らないように対策しましょう!
④冷蔵庫マットでキズ&汚れ防止
防虫&防カビ対策が完了したら、次は「冷蔵庫マットでキズ&汚れを防止」しましょう。
入居前だからできる裏技でもある冷蔵庫マットの設置は可能な限り行うのがおすすめです。冷蔵庫マットには、キズ・汚れの防止以外にも防カビ効果があるタイプも販売されています。
冷蔵庫マットは丁度いいサイズが無い場合、切ることができるタイプもあります。入居前に設置しておけば、引越し業者または、宅配業者の方が上手く乗せてくれます。
[Sサイズ]冷蔵庫マットの200Lクラス(530×620mm)
[Mサイズ]冷蔵庫マットの500Lクラス(650×700mm)
[Lサイズ]冷蔵庫マットの600Lクラス(700×750mm)
[カットタイプ]冷蔵庫マット
冷蔵庫マットがあれば床の凹み防止にもなって一石四鳥です!
⑤IHヒーターの焦げ&汚れ防止
冷蔵庫マットの次は「IHヒーターの焦げ&汚れを防止」しましょう。
オール電化などでIHヒーターを導入する家庭も増えていると思いますが、そんなIHヒーターをキレイに保つためのグッズがあります。我が家でも購入した「IHヒーターに欠かせない3つのアイテム」を紹介します。
- IHシリコンマット
- 排気口カバー
- フレームカバー
紹介する商品を利用するだけで、購入時のキレイな状態が保たれます。我が家でも2年の間、毎日料理で使用した状態でも新品同様にキレイです。
[サラサデザイン]IHシリコンマット
[排気口カバー]コンロ奥カバー&ラック
[東洋アルミ]フレームカバー
排気口カバーは大きめサイズなら鍋や調味料置きになるからおすすめ!
我が家のIHクッキングヒーター焦げ&汚れ防止対策アイテムを紹介
サラサデザインのIHシリコンマット
我が家がIHヒーターの汚れ防止で利用しているアイテムの1つ目は、サラサデザインのIHシリコンマットです。楽天でのレビュー件数が900件以上あるにも関わらず、総合評価は4.44と高評価の「IHマット」です。
我が家が、サラサデザインのIHシリコンマットを購入した理由はデザイン性とカラーです。シンプルでスタイリッシュなデザインに、落ち着いた色合いのカラーが我が家のキッチンとマッチしていたので選びました。
画像では2年以上利用しているため汚れていますが、IHヒーター側はまったく汚れていませんので効果は抜群です。オールメタル対応のアルミや銅の鍋には対応していませんのでご注意ください。
ステンレス素材の排気口カバー
我が家がIHヒーターの汚れ防止で利用しているアイテムの2つ目は、金物の街「燕三条」で作られた日本製の排気口カバーです。サビに強く耐熱・耐久性の高いステンレス製、熱い鍋やフライパンもそのまま置けます。
奥行きもあり耐荷重も15kgあるため、大きめの鍋でも置くことができます。汚れに強く、品質も高いので長持ちです。
東洋アルミのフレームカバー
我が家がIHヒーターの汚れ防止で利用しているアイテムの3つ目は、東洋アルミのフレームカバーです。フリーサイズで、コンロの隙間をカバーしてくれる優れものです。
取り付け簡単、取り外しも簡単なので、定期的な付け替え対応もラクラクですよ!
⑥洗濯機の置き台とキズ&汚れ防止マット
次は「洗濯機の土台とキズ&汚れ防止マット」を準備しましょう。
最近の新築では「洗濯機の防水パン」を設置しない仕様が流行っています。その理由は、洗濯機を設置すると掃除ができないからです。なので、「キャスター付きの置き台」で洗濯機を移動できるようにする住宅が主流となっています。
さらに、置き台の下に「キズ&汚れ防止マット」を設置することで、洗濯機の重みによる床の凹みやキズ、カビも防止してくれます。
入居前に置き台とマットを設置しておけば、引越し業者または、宅配業者の方が上手く設置してくれます。
洗濯機の置き台は、耐荷重や耐久性に注意して選びましょう。特に、ドラム式洗濯機は重いので、新しく購入する場合は、購入する商品を決めてから置き台を選んでください。そして、サイズをある程度変更できるタイプにしましょう。
洗濯機の置き台キャスター付タイプ 耐荷重500kg(46.5〜68cm)
洗濯機のキズ&汚れ防止マットは、冷蔵庫マットと同じものが利用できます。サイズを測って、丁度いいものを選びましょう。
[Sサイズ]冷蔵庫マットの200Lクラス(530×620mm)
[Mサイズ]冷蔵庫マットの500Lクラス(650×700mm)
[Lサイズ]冷蔵庫マットの600Lクラス(700×750mm)
[カットタイプ]冷蔵庫マット
置き台の組み立ては事前に行っておきましょう!
⑦トイレのスキマフィルで汚れ防止
次は「トイレのスキマフィルで汚れ防止」を対策しましょう。
トイレの便器下の隙間に汚れが溜まることで異臭の原因になります。なので、「トイレのスキマフィル」と言う商品を使って、スキマを埋めるコーキングを行います。
スキマフィルを利用すれば、汚れや臭い対策になります。トイレを利用する前に行っておくことで、効果が高まります。
トイレのスキマフィル【シャープ化学工業】
初心者でも簡単にできて、はがすのも簡単ですよ!
⑧食器棚の多機能シート
次は「食器棚の多機能シート」を準備しましょう。
食器棚の多機能シートには以下の効果があります。
- 滑り止め
- 抗菌
- 防臭
- 防汚
- 防水
- 防虫
- 防カビ
食器が無い入居前だからこそ準備できますし、1度用意すれば何度も洗って再利用できます。ボロボロにならない限りは買い換える必要も無いので、最初に設置しておきましょう。
高い位置の食器棚にも設置しておけば、地震などで食器が滑り落ちるのを軽減してくれる効果もあります。食器棚やキッチン収納を清潔に保つためにもおすすめの商品です。
食器棚シート(抗菌・防虫)
色も豊富で洗って繰り返し使えて便利です!
⑨靴箱の臭い防止竹炭シート&吸湿脱臭剤
次は「靴箱の臭い防止竹炭シート&吸湿脱臭剤」を準備しましょう。
靴箱の臭い防止「竹炭シート」には以下の効果があります。
- 抗菌
- 消臭
- 防カビ
吸湿脱臭剤の「ソイル フレッシェン」には以下の効果があります。
- 調湿
- 消臭
靴が無い入居前だからこそ簡単に設置できます。竹炭シートは汚れても水拭きで簡単に落ちるため、長期間利用することができます。ソイル フレッシェンも繰り返し使えるため、1度購入すれば半永久に使用できます。
靴ってけっこう臭うので、竹炭配合の靴箱シートで消臭効果を高めましょう。完全に臭いを消すことは難しいですが、吸湿脱臭剤のソイル フレッシェンと併用すれば消臭効果はさらに高まります。
靴箱の臭い防止竹炭シート
靴箱の吸湿脱臭剤フレッシェン【soil|ソイル】
シューズクロークは特に臭いがこもるので消臭対策必須です!
⑩換気扇フィルターで汚れ&防虫対策
次は「換気扇フィルターで汚れ&防虫対策」をしましょう。
換気扇の掃除って大変なので、事前に「換気扇フィルター」を貼っておくだけで掃除が簡単です。また、換気扇のタイプによっては、害虫が侵入する経路になってしまいます。なので、フィルターを貼っておくだけで防虫対策にもなります。
- 24時間換気システム
- トイレの換気扇
- 浴室の換気扇
- キッチンのレンジフード
- エアコン
換気扇フィルターは接着剤付きがおすすめです。シールをはがしてパッと貼るだけなので、取り替えもラクラク簡単にできます。
パッと貼るだけホコリとりフィルター換気扇用(15cmタイプの6枚入り)
パッと貼るだけホコリとりフィルター換気扇用(20cmタイプの3枚入り)
パッと貼るだけホコリとりフィルター換気扇用(30cmタイプの3枚入り)
レンジフードの整流板付専用パッと貼るだけ換気扇フィルター(60〜90cm)
レンジフードのシロッコファンフィルター(3枚入り)
換気扇フィルターで掃除をラクしよう!
その他やっておくといいこと
最後に「その他やっておくといいこと」をまとめて紹介します。
- 大型家電や家具の下に保護シートを貼る
- 換気扇にフィルターを貼る
- 水廻りのパッキンに防カビ剤入りマスキングテープを貼る
- 水廻り撥水コーティングで水垢と防カビ対策
- 水廻り下の隙間をパテで埋める
- 鏡のくもりどめ対策
他にもやっておくといいことはたくさんありますが、できる範囲でやりましょう。事前にやっておけば、キレイを保つことはできますが、日々の掃除も欠かさずに行いましょう。そうすれば、いつまでも新築のキレイな状態で過ごすことができます。
家を長持ちさせるには事前対策が大事です!
新築住宅で入居前にやることチェックリスト(まとめ)
新築住宅で入居前にやることをチェックリストにまとめました。
新築住宅で入居前にやることチェックリスト | |
---|---|
掃除(壁・床など) | 拭き掃除 |
シールはがし | |
フロアコーティング、ワックス掛け | |
キズ、凹み、はがれ、浮きの確認 | |
汚れ対策 | マスキングテープで巾木などの汚れ防止 |
食器棚シートで汚れ防止 | |
靴箱シートで消臭対策 | |
換気扇フィルターで汚れ防止 | |
IH排気口カバーで汚れ防止 | |
IHフレームカバーで汚れ防止 | |
IHシリコンマットで焦げ防止 | |
トイレのスキマフィルで汚れ防止 | |
キズ対策 | 冷蔵庫マットでキズ、凹み対策 |
洗濯機マットでキズ、凹み対策 | |
家具、家電の保護シート | |
カビ対策 | 水廻り撥水コーティングでカビ対策 |
防カビくん煙剤 | |
防カビマスキングテープで水廻りのパッキングをカビ対策 | |
害虫対策 | バルサン |
屋外用ブラックキャップ | |
エアコン室外機ホースキャップ | |
すきまパテ | |
その他 | 写真や動画の撮影 |
できる範囲で対策しましょう!
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【WEB内覧会】我が家のキッチン「リシェルSI」を紹介
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『我が家のリシェルSIのキッチンWEB内覧会』については下記の記事をご確認ください。
まとめ
当記事では「新築住宅の入居前にやることリスト」について紹介しました。
新築住宅を購入したら、入居前に以下の内容はできる限り対応しておくことで、新生活を快適に過ごすことができます。また、入居前にしかできないこともたくさんあるため、事前にチェックしておきましょう。
- 新居をキレイに拭き掃除
- 写真や動画で入居前の新居を撮影
- 防虫&防カビ対策
- 冷蔵庫マットでキズ&汚れ防止
- IHヒーターの焦げ&汚れ防止
- 洗濯機の土台とキズ&汚れ防止マット
- トイレのスキマフィルで汚れ防止
- 食器棚の多機能シート
- 靴箱の臭い防止竹炭シート&吸湿脱臭剤
- 換気扇フィルターで汚れ&防虫対策
我が家でも入居前に実践したことで、2年経った今でもキレイを保っています。いつまでも長くキレイな家に住みたいのであれば、入居前のモチベーションが高いうちにやりましょう。
家具や家電などの生活用品がいっさい無い状態の入居前に、害虫や防カビ、キズや汚れ対策を忘れず行いましょう。
【新築住宅】入居前にやることリスト10選!害虫・防カビ・汚れ対策<おすすめグッズをまとめて紹介>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。