【乾燥対策】加湿力・加湿量の強さで選びたい人気の加湿器＜リビング・大部屋・オフィスに最適＞

冬の暖房シーズンでは乾燥対策として加湿器を利用する家や職場が増えています。その理由としては、乾燥による健康被害や、家具、木材の劣化、家電の故障、さらには静電気による火災を防ぐためです。

当記事では、室内の乾燥対策に欠かせない加湿力と加湿量の強い「加湿器」について、下記のような悩みや疑問に答えていきます。

我が家では、住宅を購入したタイミングで全館空調システムを導入しました。それまでも、冬場の暖房シーズンは加湿器が手放せませんでしたが、全館空調を導入することで、より加湿器への依存度が高まりました。また、今までの加湿器では加湿力が弱く効き目がなかったので、加湿力・加湿量に定評のある加湿器を調査して購入したので紹介します。

乾燥対策が必要な理由とは

乾燥対策が必要な理由として良く言われている多くの理由は健康被害や肌トラブル、家具や家電、住宅木材の劣化などが挙げられます。

それぞれについて詳しく解説します。

①健康被害を防ぐため

乾燥すると、目や喉の粘膜が乾燥して炎症や痛み、かゆみなどの症状が出る可能性があります。また、肌の水分が失われると、乾燥肌や肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなります。

目のトラブル

目が乾燥すると、ドライアイの症状が出る可能性があります。ドライアイとは、涙の分泌が不足したり、涙の質が悪くなったりして、目が乾燥してしまう状態です。ドライアイになると、目のかすみ、充血、目の痛み、かゆみなどの症状が出ることがあります。

喉のトラブル

喉が乾燥すると、のどの痛みや咳などの症状が出る可能性があります。喉の粘膜が乾燥すると、ウイルスや細菌が侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることもあります。

肌のトラブル

肌が乾燥すると、乾燥肌や肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなります。乾燥肌とは、肌の水分が不足して、カサカサしたり、ひび割れたりする状態です。肌荒れとは、肌が赤くなったり、かゆくなったり、ぶつぶつができたりする状態です。

②家電の故障や劣化を軽減

家電が乾燥すると、電化製品の故障や劣化の原因になる可能性があります。また、乾燥した空気は静電気を帯びやすく、静電気によって家電が故障することもあります。

③木材の劣化を防ぐため

木材が乾燥すると、割れやひびが発生しやすくなります。また、乾燥した空気は木材を腐食させる原因にもなります。なので、木材家具や木材住宅での乾燥対策が必要です。

さらに、観葉植物にとっても乾燥は天敵になるので気をつけましょう。

④火災のリスクを減らすため

空気が乾燥していると、静電気が発生しやすくなります。静電気によって火花が飛んで火災が発生する可能性があるため、注意が必要です。

次は、乾燥対策の方法について紹介します。

乾燥対策の方法

乾燥にはいくつかの対策があります。乾燥トラブルによって対策する方法が変わるので紹介します。

それぞれについて詳しく解説します。

①こまめな水分補給

こまめに水分補給をすることで、体の水分不足を防ぐことができます。1日に2リットル程度の水を飲むのが良いとされていますが、環境や健康状態によっても対策方法が変わってきます。

②室内の換気

室内の換気をこまめに行うことで、乾燥した空気を排出することができます。換気をするときは、窓を開けて、空気を循環させる必要があります。ですが、冬場の寒い時期は、外の空気が乾燥している場合もあるので、換気をするよりも、加湿器などを利用した乾燥対策が大事です。

③マスクの着用

マスクを着用することで、空気中のウイルスや細菌の吸入を防ぐことができます。

乾燥した環境では、喉の粘膜の乾燥によってウイルスや細菌が侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるため、マスクの着用でそれらを防ぐ効果があります。

④加湿器の使用

加湿器を使って、室内の湿度を適切に保つことができます。加湿器には「超音波式」「スチーム式」「気化式」「ハイブリッド式」の4種類があります。その中のハイブリッドタイプには2種類の加湿方式があります。

住環境において、冬の暖房シーズンは加湿器が必須となります。特に、強力なエアコンを設置していたり、全館空調システムを導入している家では、乾燥トラブルに悩まされるため、パワフルな加湿器による乾燥対策が必要です。

当記事では、室内での乾燥対策として重要な「加湿器」について紹介します。特に、加湿力が強いタイプを厳選して紹介するので、とにかく部屋の乾燥をどうにかしたいって方におすすめです。

次は、加湿器の種類について紹介します。加湿器の種類や特徴で加湿力の強さや加湿量、範囲（部屋全体など）がわかります。

加湿力の強い加湿器の種類やタイプと選び方

先述した通り加湿器には大きく分けると4つのタイプがあり、その中のハイブリッドタイプには2種類の加湿方式があるため、全部で5種類の加湿器として紹介します。

それぞれについて詳しく紹介します。加湿力の強さで選ぶと良いタイプについても解説しています。

①ハイブリッド式（温風または加熱気化式）

ハイブリッド式は、2つの加湿方式を組み合わせたもので、このうち「温風または加熱気化式」は、フィルターに送る風をヒーターで加熱し、加湿力を強力にしたタイプです。ファンがあるタイプなら、早く広範囲に加湿できます。

方式	ハイブリッド式（温風または加熱気化式）
効果	水を含んだフィルターに 風または温風をあてて加湿
特徴	水が熱くならない 急速に加湿できる
加湿力	強い
加湿範囲	部屋全体
吹出口温度	室温同等
運転音	やや大きい
経済性	加湿方式 自動切替
清潔性	普通
給水のしやすさ	しやすい

加湿器の種類の中では、加湿力が1番強いタイプです。この方式を採用しているメーカー自体が少ないですが、業務用にも利用されるレベルの加湿器なので、加湿力と急速加湿のパワーは申し分ありません。

②気化式

気化式は、水を含んだフィルターにファンで風を送り気化させる方式です。水に濡らしたタオルを扇風機で乾かした状態が近いといえます。ファンがあるため、広範囲に加湿できます。

方式	気化式
効果	水を含んだフィルターに 風をあてて加湿
特徴	水が熱くならない 消費電力が低い
加湿力	強い
加湿範囲	部屋全体
吹出口温度	室温より低い
運転音	やや大きい
経済性	消費電力低め
清潔性	普通
給水のしやすさ	しやすい

気化式も加湿力が強いタイプです。この方式を採用しているメーカーは多く、家庭用としても人気があります。ただ、急速な加湿には不向きで、ヒーターを利用しないため部屋が冷えやすいのがデメリットです。

③スチーム式

スチーム式は、水をヒーターで加熱し、水蒸気に変える方式です。お湯を沸かすと湯気が出るのと同じ原理で、加熱中のポットのふたを開けたイメージに近いです。

方式	スチーム式
効果	水をヒーターで加熱した 水蒸気（スチーム）で加湿
特徴	暖かい加湿 煮沸で清潔
加湿力	強い
加湿範囲	部屋全体 （ファンがついている場合）
吹出口温度	熱い （40℃以上）
運転音	静か
経済性	消費電力高い
清潔性	煮沸
給水のしやすさ	しづらい

スチーム式も加湿力が強く即効性があるタイプです。水を沸騰させて加湿するため衛生的な反面、吹出口が熱くなる機種もあるので、子供がいる家庭では注意が必要です。

④超音波式

超音波式は、水に超音波を当てて霧状の微粒子にして放出する方式です。簡単にいうと、ものすごく細かい霧吹きといったイメージです。

方式	超音波式
効果	水に細かい振動を与え、 霧状にして空気中に噴霧し加湿
特徴	水が熱くならない 消費電力が低い
加湿力	弱い
加湿範囲	本体周辺
吹出口温度	室温同等
運転音	静か
経済性	消費電力低め
清潔性	カルキ類や雑菌が 噴霧される場合も
給水のしやすさ	しづらい

超音波式は、加湿力が弱く、部屋全体を加湿するのには不向きです。狭い空間や、本体周辺だけを加湿するのに向いているので、コンパクトタイプが多いです。

⑤ハイブリッド式（超音波式×加熱式）

方式	ハイブリッド式（超音波式×加熱式）
効果	水またはヒーターで加熱した水に細かい振動を与え、 霧状にして空気中に噴霧し加湿
特徴	消費電力がやや低い
加湿力	弱い
加湿範囲	本体周辺
吹出口温度	室温同等
運転音	静か
経済性	消費電力高い
清潔性	カルキ類が噴霧される場合も
給水のしやすさ	しやすい

ハイブリッド式の「超音波式×加熱式」は、ヒーターで加熱した水を超音波で霧状にして放出します。静音性が高く、水を加熱することで衛生面とパワーを向上させたタイプです。床や壁が濡れやすく、消費電力がやや高くなる傾向があります。

【結論】加湿力で選ぶならどのタイプが良い？

加湿力で選ぶなら「ハイブリッド式（温風または加熱気化式）」「気化式」「スチーム式」の3タイプから選ぶのがベストです。さらに、その中でも加湿量が1,000mL/h以上あるタイプがおすすめ！

実際に商品を選ぶ時は、部屋の大きさに適した加湿量を選ぶ必要があります。加湿能力が高いモデルでは、加湿量を下げて運転するエコモードや弱運転機能があるため、加湿力や加湿量が高いモデルを選ぶのがおすすめです。いざ購入してみたら、加湿力が足りないなんてことにならないようにしましょう！

次は、それぞれのタイプで加湿力が強いおすすめの加湿器を厳選して紹介します。

ハイブリッド式「温風または加熱気化式」の加湿器で加湿力が強いおすすめ商品

ハイブリッド式の温風または加熱気化式で、加湿力に強いおすすめの加湿器を紹介します。

気化式の加湿器で加湿力が強いおすすめ商品

気化式で、加湿力に強いおすすめの加湿器を紹介します。

スチーム式の加湿器で加湿力が強いおすすめ商品

スチーム式で、加湿力に強いおすすめの加湿器を紹介します。

【結論】加湿力で比較した加湿器まとめランキング

最後に結論として加湿力・加湿量で比較した加湿器のまとめランキング表を用意しました。

【第1位】加湿力（加湿量）No.1はダイニチ工業のパワフルモデル「HD-PN245」

加湿量2,400ｍL/hでプレハブ洋室67畳・木造和室40畳まで対応可能なダイニチ工業のパワフルモデル「HD-PN245」が堂々の第1位です！

【第2位】加湿力（加湿量）No.2はパナソニックのヒーターレス気化式「FE-KXP23」

続いて第2位は、加湿量2,300ｍL/hでプレハブ洋室64畳・木造和室39畳まで対応可能なパナソニックのヒーターレス気化式「FE-KXP23」です！

【第3位】加湿力（加湿量）No.3はパナソニックのヒーターレス気化式「FE-KXP20」

続いて第3位は同じくパナソニックのヒーターレス気化式でモデルは「FE-KXP20」です。加湿量2,000ｍL/hでプレハブ洋室56畳・木造和室34畳まで対応可能！

「乾燥対策で加湿力と加湿量の強さで選びたい人気の加湿器」の次に見るおすすめ記事

「乾燥対策で加湿力と加湿量の強さで選びたい人気の加湿器」の次に見るおすすめ記事を紹介します。

全館空調に最適な加湿器のおすすめ商品を紹介

ダイニチ工業の加湿器「PN TYPE パワフルモデル」を紹介

パナソニックの加湿器「FE-KXPシリーズ」を紹介

全館空調の乾燥対策について紹介

まとめ

当記事では「乾燥対策で加湿力と加湿量の強さで選びたい人気の加湿器」について紹介しました。

冬の暖房シーズンでは乾燥対策として加湿器を利用する家や職場が増えています。その理由としては、乾燥による健康被害や、家具、家電、木材の劣化を防ぐためです。特に、室内での乾燥によるトラブルを防ぐには、加湿器の設置が必須となります。

そこで、当記事では加湿器の中でも「加湿力」と「加湿量」の強さに定評のある加湿器を厳選して紹介しました。それらの商品は、オフィスでも利用できるレベルの加湿器なので、住宅だと広いリビング、大部屋、木造の和室でも利用できます。さらに、全館空調、大型エアコンなどを利用している場合にも効き目を発揮してくれます。

乾燥トラブルに悩んでいる方は、加湿力と加湿量が業務用レベルの加湿器を検討してみてはいかがでしょうか。当記事で紹介した商品ラインナップは以下です。

【乾燥対策】加湿力・加湿量の強さで選びたい人気の加湿器＜リビング・オフィスに最適＞は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。