機能がたくさんあっても使いこなせない子供や初心者向けの、お手頃で使いやすい「電子ピアノ」の選び方とおすすめ商品モデルを紹介します。
当記事では、子供向けに初めて購入するおすすめ電子ピアノについて、下記のような悩みや疑問に答えていきます。
初めて購入する電子ピアノって何を基準に選べば良いかわからないですよね。我が家でも子供がピアノの習い事を始めるタイミングで電子ピアノを購入したので、その時の実体験をもとに解説します。
我が家で購入した電子ピアノを含めて、おすすめの電子ピアノメーカーと同価格帯のモデルを比較検討したので紹介します。選び方や考慮したポイントについても解説していますので参考にしてください。
これから「子供・大人初心者のための電子ピアノを購入検討」している方は、当記事を読めば初めて購入するおすすめ電子ピアノについて詳しく知ることができます。
電子ピアノはカラーも豊富で選ぶのに迷いますね!
電子ピアノについて
電子ピアノとは、電子技術を使ってピアノの音を再現する鍵盤楽器のことです。家庭向け電子ピアノが登場してからは、ピアノの代替品として使用されてきました。
デジタルピアノとは異なり、グランドピアノの音色と構造、特に鍵盤タッチを模倣し再現する事をひとつの目標として、電子技術やコンピュータ技術の進歩とともに進化してきました。昨今の電子ピアノは性能も高く、高額の商品では、グランドピアノにより近い精度の商品になっています。
電子ピアノの有名メーカー
電子ピアノで有名なメーカーを紹介します。
- YAMAHA(ヤマハ)
- KAWAI(カワイ)
- Roland(ローランド)
- CASIO(カシオ)
- KORG(コルグ)
電子ピアノの特徴
価格帯によって差はあるものの、電子ピアノの特徴については、以下のようなものがあります。
- 調律が不要であること
- 音量調節がしやすいこと
- ヘッドフォンで演奏できること
- 持ち運びがしやすいこと
- 様々な音色を再現できること
ただし、響きや表現の部分はグランドピアノには敵わないとされています。
調律不要なので維持費が下がってお得です!
初めて買う電子ピアノの選び方
初めて買う電子ピアノの選び方については以下のようなものがあります。
- 鍵盤のタッチ感
- 音色
- スピーカー
- 録音機能
- 色
- 付属品
- 価格
それぞれについて詳しく説明します。
鍵盤のタッチ感
鍵盤のタッチ感は、ピアノを弾く上で非常に重要な要素です。電子ピアノは、重み付き鍵盤や、打鍵時の反発力を再現する機能を備えたものがあります。また、鍵盤数が88鍵であることが多く、グランドピアノに近い演奏感を得られます。
なので、鍵盤のタッチ感がよりグランドピアノに近いものを選ぶことが大事ですが、良いものはそれだけ値段も高くなるので、初心者は価格も考慮して選ぶと良いでしょう。
音色
電子ピアノは、生ピアノの音色だけでなく、他の楽器の音色も再現することができます。また、内蔵された音源によって音色が異なります。音源によっては、生ピアノに近い音色を再現するものや、エレクトリックピアノやオルガンなどの音色を再現するものもあります。
メーカーによって音色に違いがあるため、初心者の方は好みの音色で選ぶか、再現できる音色数などで選んでも良いでしょう。
スピーカー
スピーカーは、電子ピアノから出る音を拡散する役割を持ちます。スピーカーの大きさや数によって、音量や音質が変わります。また、スピーカーが内蔵されていない場合は、外部スピーカーを接続することもできます。
電子ピアノの特徴でもある音量調節やイヤホン接続なども選ぶ上で重要になります。隣の家との距離感などにも注意が必要なので、初心者の方はスピーカー機能についても考慮しておく必要があります。
録音機能
録音機能があると、自分の演奏を録音して聴き返すことができます。また、USBメモリーに録音したデータを保存する機能がある電子ピアノもあります。
最初のうちは必要ないですが、長く続けるようになると利用する機能のひとつです。無いよりはあった方が良い機能なので、選ぶ上での検討材料として考えても良いでしょう。
色
電子ピアノはグランドピアノと違ってカラーも豊富に用意されています。特に子供のために購入する場合は、子供のモチベーションのためにも色は大事な要素になってきます。
あとは、家の雰囲気にあう色合いなどで選ぶこともできるので、色はについても考慮しておく必要があります。
付属品
電子ピアノには、ペダルや譜面台などが付属しているモデルもあります。また、一部の機種では、Bluetooth接続に対応していたり、自動演奏機能が付いているものもあります。
初心者には必要のない機能もあるので、初めて購入する場合は、最低限の機能に絞って選ぶのがおすすめです。機能が増えれば増えるほど値段も高くなります。
価格
最後に電子ピアノを選ぶ上で1番重要な要素が価格です。特に初心者のうちから高額なモデルを買っても使いこなすことができません。なので、初めて購入する時の目安としては「10万円前後」を基準に検討しましょう。
当記事で紹介する商品モデルの価格も10万円前後に絞って紹介しています。
電子ピアノを購入する前に決めることリストは下記の記事をチェック!
『電子ピアノの特徴と購入する前に決めること』については下記の記事をご確認ください。
我が家が電子ピアノを選ぶ時に考慮したポイント
実際に我が家が購入した電子ピアノは、どのようなポイントで選んだかを解説します。
- 【ポイント1】サイズ
- 【ポイント2】価格
- 【ポイント2】鍵盤のタッチ感
- 【ポイント3】機能
- 【ポイント4】色
【ポイント1】サイズ
最初に考慮したポイントはサイズです。サイズを気にしないで設置できる部屋の大きさなない限りは、設置場所に置けるサイズかどうか重要です。なので、電子ピアノを選ぶ基準となるサイズは考慮ポイントです。
電子ピアノの一般的なサイズ | |
---|---|
幅 | 約130cm~150cm程度 |
奥行き | 約30cm~50cm程度 |
高さ | 約70cm~100cm程度 |
【ポイント2】価格
次に考慮したポイントは価格です。初めて購入するため価格感もわからなかったのですが、予算的に5〜10万円程度で考えていました。
【ポイント3】鍵盤のタッチ感
次に考慮したポイントは鍵盤のタッチ感です。実際お店でいろんなメーカーの、いろんなモデルの鍵盤をタッチしました。安すぎるモデルは、鍵盤のタッチ感が微妙な感じでした。なので、最終的には10万円ぐらいのモデルに絞りました。
この時点での候補は「YAMAHA(ヤマハ)」「KAWAI(カワイ)」「Roland(ローランド)」の3メーカーです。
【ポイント3】機能
次に考慮したポイントは機能面です。価格帯が決まればメーカーのモデルも決まります。なので、次は同価格帯のモデルごとの機能について比較検討しました。
この時点で「YAMAHA(ヤマハ)」「KAWAI(カワイ)」2つのメーカーに絞りました。
【ポイント4】色
最後に考慮したポイントは色です。実際の実物を前に、子供に色を選んでもらいました。長女的には真っ白の電子ピアノが好みとのことで、ヤマハのモデルが真っ白だったので、最後は「YAMAHA(ヤマハ)」で決定しました。
我が家が決めたヤマハ アリウス YDP-165は下記の記事をチェック!
『ヤマハ「アリウス YDP-165」初心者の子供に人気の電子ピアノ』については下記の記事をご確認ください。
初めて購入する方向けのおすすめ電子ピアノ
初めて購入する方向けのおすすめ電子ピアノを紹介します。
- ヤマハ電子ピアノ ARIUS YDP-165
- カワイ電子ピアノ CN201
- ローランド電子ピアノ RP701
- カシオ電子ピアノ AP-470
①ヤマハ電子ピアノ ARIUS YDP-165[2022年4月発売モデル]
ピアノらしい響きと表現力。自然な鍵盤タッチにこだわった、スタンダードモデル。高低自在椅子付き。
- ヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」の響きを再現した「ヤマハ CFXサンプリング」
- グランドピアノの共鳴音を再現した「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」
- 「グレードハンマー3(GH3)鍵盤」象牙調、黒檀調仕上げ
- ヘッドホン使用時にも耳に優しいサウンド
- アンプ出力20W×2、スピーカー12cm×2
- 直感的な操作や内蔵曲の楽譜表示などができる無料アプリ「スマートピアニスト」対応
②カワイ電子ピアノ CN201[2022年9月発売モデル]
しっかりした弾き応え、ピアノらしさを追求したベーシックモデル。
- グランドピアノのタッチ感を求めてレスポンシブ・ハンマー・アクションⅢ鍵盤(RHⅢ鍵盤)を搭載しました。
- 2種類のフルコンサートピアノ「SK-EX」「EX」のピアノ音を、88鍵ステレオサンプリング
- Bluetooth®Audioで、オーディオとしても楽しむ
- アプリと手軽につながるBluetooth®MIDI
- 有機ELディスプレイ搭載!文字・アイコン表示で簡単操作
- コントロールアプリ PianoRemote対応
③ローランド電子ピアノ RP701[2020年11月発売モデル]
はじめてのピアノに最適。家族で楽しめる電子ピアノ。
- グランドピアノの表現力を再現した「PHA-4(プログレッシブ・ハンマー・アクション4)スタンダード鍵盤」
- 多彩な楽器の音色、メトロノーム、録音機能、ヘッドホンでの消音など、毎日の練習に使える機能が多数搭載
- 300曲以上の内蔵曲は、ピアノの名曲、お子さまの好きなアニメ・ソング、そして定番の練習曲などを搭載
- Bluetoothオーディオ機能でスマートフォンとRP701を接続
- ローランドのオリジナル無料アプリ「Roland Piano App」対応
④カシオ電子ピアノ AP-470[2018年2月発売モデル]
はじめてのピアノに最適。家族で楽しめる電子ピアノ。
- グランドピアノならではの豊かで美しい「響き」を追求「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」
- 「ストリングレゾナンス」 88鍵盤の音の共鳴による「響き」
- 「ダンパーレゾナンス」 ダンパーペダルによる「響き」
- 3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II 象牙調・黒檀調鍵盤
- 「コンサートプレイ」オーケストラをバックに演奏できる
- 「ホールシミュレーター」世界的に有名なホールの音響特性を再現
「初めて購入するおすすめの電子ピアノの選び方」の次に見るおすすめ記事
「初めて購入するおすすめの電子ピアノの選び方」の次に見るおすすめ記事を紹介します。
- 初心者の子供に人気の電子ピアノ「ヤマハ アリウス YDP-165」
- 電子ピアノを購入する前に決めることリストを紹介
初心者の子供に人気の電子ピアノ「ヤマハ アリウス YDP-165」
ヤマハ アリウス YDP-165の購入体験レポートは下記の記事をチェック!
『ヤマハ「アリウス YDP-165」初心者の子供に人気の電子ピアノ』については下記の記事をご確認ください。
電子ピアノを購入する前に決めることリストを紹介
電子ピアノを購入する前に決めることリストは下記の記事をチェック!
『電子ピアノの特徴と購入する前に決めること』については下記の記事をご確認ください。
まとめ
当記事では「初めて購入するおすすめの電子ピアノの選び方」について紹介しました。
子供や初心者向けに初めて購入する電子ピアノでは、機能がたくさんあっても使いこなせないので、お手頃で使いやすい電子ピアノのがおすすめです。
当記事で紹介したお手頃で使いやすい電子ピアノは以下のメーカーのモデルです。
- ヤマハ電子ピアノ ARIUS YDP-165
- カワイ電子ピアノ CN201
- ローランド電子ピアノ RP701
- カシオ電子ピアノ AP-470
選ぶ時のポイントや選ぶ基準についても解説しましたので、購入時の参考にしてみてください。
【子供向け】初購入におすすめの電子ピアノを紹介<選び方ポイント解説>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。