電子ピアノを購入した経験から購入する前に知っておくこと、決めておくことをリストで紹介します。
当記事では、初心者と子供向けに電子ピアノの特徴と購入する前に決めることについて、下記のような悩みや疑問に答えていきます。
我が家では、小学1年生になるタイミングで長女がピアノを習いはじめました。なので、家でピアノの練習ができるように電子ピアノを購入しました。その経験から購入する前に知っておくこと、決めておくことを紹介します。
これから「子供のための電子ピアノを購入検討」している方は、当記事を読めば子供向け電子ピアノについて詳しく知ることができます。
電子ピアノを購入する前や実物を見に行く前に読んでね!
電子ピアノとは
電子ピアノとは、電子技術を使ってピアノの音を再現する鍵盤楽器のことです。家庭向け電子ピアノが登場してからは、ピアノの代替品として使用されてきました。
デジタルピアノとは異なり、グランドピアノの音色と構造、特に鍵盤タッチを模倣し再現する事をひとつの目標として、電子技術やコンピュータ技術の進歩とともに進化してきました。昨今の電子ピアノは性能も高く、高額の商品では、グランドピアノにより近い精度の商品になっています。
電子ピアノの有名メーカー
電子ピアノで有名なメーカーを紹介します。
- YAMAHA(ヤマハ)
- KAWAI(カワイ)
- Roland(ローランド)
- CASIO(カシオ)
- KORG(コルグ)
電子ピアノと生ピアノの違い
メーカーごとに差はあるものの、電子ピアノと生ピアノの違いについて解説します。
- 鍵盤のタッチ感
- 音色
- 調律
- 価格
それぞれについて詳しく説明します。
①鍵盤のタッチ感
生ピアノは、鍵盤を弾くと、弦が振動して音が出る仕組みです。そのため、鍵盤を弾く力によって音量や音色が変わります。一方、電子ピアノは、内蔵された音源によって音を出すため、鍵盤のタッチ感は一定です。
とはいえ、電子ピアノにもメーカーごとに特徴があるため、鍵盤のタッチ感に違いはあります。
②音色
生ピアノは、木材や鉄などの素材から作られた楽器であるため、独特の音色を持っています。一方、電子ピアノは、内蔵された音源によって様々な音色を再現することができます。
③調律
生ピアノは、定期的に調律する必要があります。一方、電子ピアノは、内蔵された音源によって音を出すため、調律が不要です。
調律が必要な生ピアノだと、年に1〜2回は調律師の方に調律を依頼する必要があります。価格相場として12,000円〜15,000円ほどかかります。
④価格
生ピアノは、高価なものが多く、初心者には手が出しにくい価格帯です。一方、電子ピアノは、初心者向けのものからプロ向けの高機能なものまで幅広く取り揃えられており、価格帯も幅広いです。
電子ピアノや生ピアノにも良し悪しがありますね!
電子ピアノの特徴
価格帯によって差はあるものの、電子ピアノの特徴については以下のようなものがあります。
- 調律が不要であること
- 音量調節がしやすいこと
- ヘッドフォンで演奏できること
- 持ち運びがしやすいこと
- 様々な音色を再現できること
それぞれについて詳しく説明します。
①調律が不要であること
電子ピアノは、内蔵された音源によって音を出すため、調律が不要です。また、温度や湿度の影響を受けにくいため、長期間使用しても音程がずれることがありません。
②音量調節がしやすいこと
電子ピアノは、音量を調節することができます。また、一部の機種では、イコライザー機能によって、音質を調整することもできます。
周りに家が立ち並ぶ住宅街でも、気にせずピアノの練習ができます。
③ヘッドフォンで演奏できること
電子ピアノは、ヘッドフォンを接続することができます。ヘッドフォンを使うことで、周囲の人に迷惑をかけることなく演奏することができます。
④持ち運びがしやすいこと
電子ピアノは、軽量かつコンパクトなものが多く、持ち運びがしやすいです。また、一部の機種では、電池駆動に対応しているものもあります。
⑤様々な音色を再現できること
電子ピアノは、生ピアノの音色だけでなく、他の楽器の音色も再現することができます。また、内蔵された音源によって音色が異なります。音源によっては、生ピアノに近い音色を再現するものや、エレクトリックピアノやオルガンなどの音色を再現するものもあります。
初心者や子供向けには電子ピアノから始めるのがGood!
初心者と子供向けの電子ピアノの特徴
初心者と子供向けの電子ピアノの特徴について解説します。
- 鍵盤数
- 機能
- タッチ感
- デザイン
それぞれについて詳しく説明します。
①鍵盤数
初心者や子供向けの電子ピアノは、鍵盤数が88鍵ではなく、61鍵や76鍵程度と少ないものが多く、初心者や小さな手でも弾きやすいように設計されています。
ただし、長く続けるなら88鍵盤を選ぶことをおすすめします。
②機能
初心者や子供向けの電子ピアノには、簡単な演奏機能が搭載されているものが多く、音楽に親しむための機能が充実しています。他にも、2人で一緒に弾くデュオ機能で教えながら2人同時に演奏したりすることができます。
③タッチ感
初心者や子供向けの電子ピアノには、鍵盤を弾いた際に生ピアノに近いタッチ感を再現するものがあります。初心者や子供でもピアノと同じ感覚で弾けるように工夫されています。
特に、ピアノ教室に習いに行ってる場合は、教室での生ピアノにより近いタッチ感が表現されている方が、上達にも影響が出る可能性があります。
④デザイン
子供向けの電子ピアノは、カラフルでかわいらしいデザインのものが多く、子供たちにとって親しみやすいものとなっています。カラーバリエーションが豊富にあることで、設置する部屋との相性を考えた色合いで選ぶことができます。
選ぶモデルでピアノの上達にも影響がありそうですね!
電子ピアノを購入する前に決めることリスト
電子ピアノを購入する前に決めることをリストにしたので紹介します。特に、実物を見に行く前にチェックしてください。
- 生ピアノにするか、電子ピアノにするか?
- 設置場所は?
- 設置場所に置けるサイズは?
- 購入価格の予算は?
- 重要視するポイントは?
- 子供の好みは?
- 機能は?
- 色は?
- 電子ピアノを購入する前に決めることのまとめ
それぞれについて詳しく説明します。
①生ピアノにするか、電子ピアノにするか?
まず最初に決めるべきことは、生ピアノにするか、電子ピアノにするかと言うことです。初心者や子供向けの場合は、電子ピアノがおすすめです。
電子ピアノなら安価に手に入るのと、調律が不要なためランニングコストを抑えることができます。
②設置場所は?
次に決めるべきことで大事なのが設置場所をどこにするか?ってことです。けっこう忘れがちだったり、設置場所を決める前に実物を見に行っても、置けるかどうか判断できません。
③設置場所に置けるサイズは?
設置場所が決まったら次は、置けるサイズを測っておきましょう。横幅、高さ、奥行き、椅子の位置とサイズまでしっかり測ってイメージしておくことが大事です。
電子ピアノの実物を見に行く前に、設置場所や候補をいくつか決めておき、置けるサイズを把握しておく必要があります。
電子ピアノの一般的なサイズ | |
---|---|
幅 | 約130cm~150cm程度 |
奥行き | 約30cm~50cm程度 |
高さ | 約70cm~100cm程度 |
④購入価格の予算は?
設置場所とサイズ感が把握できたら、購入価格の予算を決めておきます。電子ピアノは安価なものから高価なものまでメーカーごとにさまざまあります。なので、ある程度の予算を決めておいて、品定めする必要があります。
初心者や子供向けの電子ピアノを検討している場合は、10万円前後の価格帯がおすすめです。昨今の電子ピアノは、性能が高く、10万円台の商品でもハイスペックな仕様になっています。
10万円前後の価格帯でおすすめの電子ピアノは下記の記事をチェック!
『初心者・子供向けで初購入におすすめの電子ピアノ』については下記の記事をご確認ください。
⑤重要視するポイントは?
購入価格の予算が決まったら、重要視するこだわりポイントを明確にしておきます。例えば、鍵盤の数は生ピアノと同じ88鍵盤にするか、タッチ感度付きの鍵盤かなどです。
他にも譜面立てや鍵盤蓋、音の響き具合や音色数など電子ピアノならではの特徴を生かした機能やメーカーごとの違いも把握して、どこを重要視するか決めておくと実物を見に行く時に選びやすくなります。
⑥子供の好みは?
子供向けの電子ピアノで大事になるのが、子供の好みです。親の考えや好みで選ぶと、子供のモチベーションに影響を与える場合があります。なので、子供の好みやこだわりは聞いてあげましょう。
⑦機能は?
子供の好みや重要視するポイントが決まったら、機能についても考えておきましょう。あると良い機能としては「録音再生機能」「2人で一緒に弾くデュオ機能」「ヘッドホン演奏機能」「音色変換機能」などです。
⑧色は?
最後に決めておくこととして色があります。電子ピアノの特徴でもある豊富なカラーバリエーションで、いくつかの色から選べる場合があります。色については、子供の好みで選んであげると良いですが、設置する部屋との相性にもよってきます。
奇抜な色を選ばなければ、大抵はどんな部屋にも合うようになっています。
電子ピアノを購入する前に決めることのまとめ
電子ピアノを購入する前に決めることで大事なことは、実物を見に行く上で、何を見るかを決めておくことです。絶対にこれって感じで決めるのではなく、ある程度のめぼしい商品をイメージできる状態がベストです。
購入前には必ず実物で比較してください。同じようなモデルが複数のメーカーから発売されています。なので、最後は実物を見て、触って判断することが1番大事です。
実物は必ず見に行くようにしましょう!
「電子ピアノの特徴と購入する前に決めることリスト」の次に見るおすすめ記事
「電子ピアノの特徴と購入する前に決めることリスト」の次に見るおすすめ記事を紹介します。
- 初心者の子供に人気の電子ピアノ「ヤマハ アリウス YDP-165」
- 子供向けのおすすめ電子ピアノの選び方とポイントを紹介
初心者の子供に人気の電子ピアノ「ヤマハ アリウス YDP-165」
ヤマハ アリウス YDP-165の購入体験レポートは下記の記事をチェック!
『ヤマハ「アリウス YDP-165」初心者の子供に人気の電子ピアノ』については下記の記事をご確認ください。
子供向けのおすすめ電子ピアノの選び方とポイントを紹介
子供向けのおすすめ電子ピアノの選び方は下記の記事をチェック!
『初心者・子供向けで初購入におすすめの電子ピアノ』については下記の記事をご確認ください。
まとめ
当記事では「電子ピアノの特徴と購入する前に決めることリスト」について紹介しました。
電子ピアノには、生ピアノにはない機能や特徴があります。特に、調律が不要であることや、音量調整ができることは電子ピアノならではメリットとなります。逆に、生ピアノのような繊細の弾き心地や音の響きは出せないデメリットもあります。
これから電子ピアノの購入を検討している方は、購入する前に以下のことを事前に決めてから、実物で比較して購入するようにしましょう。
- 生ピアノにするか、電子ピアノにするか?
- 設置場所は?
- 設置場所に置けるサイズは?
- 購入価格の予算は?
- 重要視するポイントは?
- 子供の好みは?
- 機能は?
- 色は?
電子ピアノの特徴と購入する前に決めることリスト<初心者・子供向け>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。