ラン活で一番大事なのは、展示会でランドセルの実物をチェックしたり試着することです。
デザインや色だけで選ぶの危険ですよ。
どれだけカタログで気に入ったとしても、実際の商品を手に取って見るだけで印象が変わることもあります。
なので、展示会などに参加して実物のランドセルを必ず隅々までチェックしましょう。
- 展示会や売場では何をチェックすればいいの?
- ランドセル選びで後悔しないためのラン活とは?
- デザイン・色以外の重要なチェックポイントは?
上記のような悩みや疑問を抱いている方や「ラン活でランドセルの購入を検討中の方」「ランドセル選びで悩んでいる方」「ランドセルの展示会・売場に行く予定の方」に向けて、当記事を読めばランドセルの展示会・売場でチェックするポイントについて詳しく知ることができます。
ラン活とは
「ラン活」とは、小学校入学を控えた子どものために、親が複数あるランドセルブランドの商品を子どもと一緒に選び、展示会などで試着を行って購入する行動・活動のことを「ラン活」と言います。
「ラン活」のポイントは、店頭に行って購入する行動だけではなく、事前に「カタログ請求」などを行った上で、子どもと一緒にブランドごとの商品をチェックし、展示会で実際の商品を手に取って選ぶことにあります。
その一連の行動すべてが「ラン活」に取って重要になります。
ラン活のスケジュール
ラン活を始めるには、まずはラン活のスケジュールを把握しておく必要があります。
ラン活のスケジュール
スケジュール | ラン活の内容 | 子ども |
---|---|---|
11月〜1月 | カタログを申し込む | 年中 |
12月〜2月 | カタログを見て展示会に行くブランドを決める | 年中 |
3月〜4月 | 展示会に参加する | 年中〜年長 |
4月〜5月 | 気に入ったランドセルを購入する | 年長 |
11月〜12月 | 購入したランドセルが届くので試着する | 年長 |
「ラン活の開始から購入のベストな時期」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
展示会・売場に行く前の準備
展示会・売場に行く前の準備として、ランドセル選びのこだわりポイントを決めておく必要があります。
こだわり以外にも、カタログで子どもの好みをすり合わせておく必要があります。
- 本人が欲しいものを最優先
- 学校までの歩く距離を考慮しての軽さ
- プリント用紙(A4フラットファイル)が入るサイズ
- 高学年でも似合う色
- 本人が背負いやすいもの
- 軽くて丈夫な素材
- 手入れがしやすいもの
- 6年間の保証があるもの
上記だけではないですが、ブランドごとに特徴も違うため、展示会に行く前の事前準備や調査が大事ですね。
展示会がぶっつけ本番ってことにならないように気をつけましょう。
「ランドセル選びのコツと失敗しないためのポイント」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
展示会・売場でのチェックポイント<10選>
ラン活で一番重要なのは、展示会や売場でお目当てのランドセルを試着することです。
試着するときに大事なのが、何をチェックすべきかと言うことです。
ランドセルは高級品で、6年間毎日使うものだから、丈夫で軽く、安全への配慮など細部にこだわりたいと思うのが親の心情です。
入学早々にランドセルの重みやサイズに失敗…なんてことにならないためにもランドセルの展示会・売場で確認すべきポイントをチェックしましょう。
- 【ポイント1】対応ファイルサイズ
- 【ポイント2】ポケットのマチ
- 【ポイント3】強度や丈夫さ
- 【ポイント4】軽さ
- 【ポイント5】色・形・デザイン
- 【ポイント6】背あて・背カン
- 【ポイント7】肩ベルト
- 【ポイント8】外装・表皮
- 【ポイント9】縫製
- 【ポイント10】安全性能
- 最後に
【ポイント1】対応ファイルサイズ
代表的なファイルサイズは下記の2種類です。
- ・A4クリアファイル
-
シートが2枚に重なっている透明のファイルのことです。
A4クリアファイルの一般的な横幅サイズは「22cm」です。 - ・A4フラットファイル
-
パンチで2つ穴をあけて閉じることができる、紙ファイルのことです。
A4フラットファイルの一般的な横幅サイズは「23cm」です。
最近のランドセルのサイズは「A4フラットファイル」に対応している物が主流です。
【ポイント2】ポケットのマチ
一般的なランドセルには、ポケットがメインとサブの2種類用意されています。
メインの大マチは教科書だけでいっぱいになってしまうことも多いため、サブのポケットに筆箱やファイルなどの必要なものが入るかチェックしましょう。
ポケットが小さすぎて、必要なものが入らない場合は手提げ袋を別で持っていく必要が発生するため、荷物が増えてしまいます。
そうならないためにも、サブポケットを含めてどれぐらい広がるのかチェックする必要があります。
【ポイント3】強度や丈夫さ
傷みやすい部分がしっかりと補強されているか、型崩れ防止の工夫がされているか、6年間使い切ることができるかの強度チェックや機能を確認しましょう。
強度補強の無いランドセルだと、小学校に通っている途中で肩ベルトが切れたり、ランドセルがペチャンコになったりしてしまうので気をつけましょう。
素材 | 素材による丈夫さ |
---|---|
人工皮革(クラリーノなど) | 普通 |
牛革 | 強い |
コードバン(馬のお尻の革) | より強い |
【ポイント4】軽さ
教科書を入れてみないことには、本当の重さはわかりませんが、最近の小学校は教科書を毎日持ち帰る方針の学校も多いので、ランドセル本来の重さが軽いに越したことはないですよね。
ランドセル自体の重さは素材や作りに影響がありますが、大事なのは体感重量を軽くするための工夫があるかどうかです。
例えば背中にフィットするような設計で負荷分散されていたり、肩ベルトの形を工夫することで安定感を増したりなど、背負った時の負担を軽減する工夫があるとベストです。
素材 | 素材による軽さ |
---|---|
人工皮革(クラリーノなど) | より軽い |
牛革 | 軽い |
コードバン(馬のお尻の革) | 少し重い |
【ポイント5】色・形・デザイン
6年間使用するのは子どもです。
なので色や形、デザインは子どもの好みを聞いてあげましょう。
その上で、一緒に選んであげるのが良いです。
一つ注意すべきは、高学年になっても違和感のないデザインが良いでしょう。
小学1年生と6年生では、好みも大きく変わります。
ラン活中は良くても、高学年になっても大丈夫かどうかは子どもが判断するのは難しいので、その点は気をつけるべきポイントです。
【ポイント6】背あて・背カン
背あてのチェックポイントは、クッション性とフィット感に、熱を逃すための工夫があるかどうかです。
クッション性は触ってみて弾力があるかチェックしてください。
素材にこだわっているブランドもあるので、その点もチェックです。
フィット感は背負ってみて、身体の曲線に合っているかなどをチェックします。
肩ベルトのサイズを調整することで、フィット感を調節できます。
背カンは、「固定背カン」と「左右に開く背カン」の2種類あります。
主流は「左右に開く背カン」ですが、子どもが背負って違和感のないものを選びましょう。
【ポイント7】肩ベルト
肩ベルトにはブランド毎の工夫があるため、展示会でしっかりチェックしましょう。
ランドセルの荷重のほとんどが肩で支えることになります。
なので、肩にかかる負担が少しでも少なくなるための工夫があるかどうかは重要なポイントです。
肩ベルトの形状や肩にだけ重さが集中しないような工夫など、設計にも注目しましょう。
【ポイント8】外装・表皮
撥水性能はあるか、素材自体に耐水性があるかなど、水や蒸れの対策があるかチェックしましょう。
素材 | 素材による耐水性 |
---|---|
人工皮革(クラリーノなど) | より高い |
牛革 | 高い |
コードバン(馬のお尻の革) | 高くない |
素材による耐水性には差がありますが、最近のランドセルでは防水や撥水加工がされていることがほとんどなので、素材だけで判断しないように気をつけましょう。
【ポイント9】縫製
縫い目は揃っているか、糸がほつれていないか、特に傷みやすい箇所は補強縫製がされているかなどをチェックしましょう。
ランドセルは縫製の細かさや丁寧さがそのまま強度や丈夫さにもつながるので、細部にまでこだわっているかどうかもブランドごとの特徴で変わってきます。
【ポイント10】安全性能
小学校からは一人で登下校することも増えてきます。
そんなときに、交通面や防犯の安全を考えた機能があると安心です。
例えば反射材や防犯ブザー留め具など、安全性能を配慮した工夫があるかどうかもチェックしましょう。
最後に
以上が「展示会・売場でのチェックポイント10選」です。
最後に、我が家でもラン活で展示会に参加して、ランドセルを購入したのですが、その時の体験レポートと実際に購入したランドセルについて下記の記事で紹介しています。
我が家が参加した展示会で購入したランドセルは「土屋鞄のアトリエシリーズ」です。
「土屋鞄ランドセルの展示会(出張店舗)」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
「土屋鞄ランドセルのアトリエシリーズ」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
「展示会・売場でのチェックポイント10選」の次に見るオススメ記事
「展示会・売場でのチェックポイント10選」の次に見るオススメ記事を紹介します。
「ラン活の開始から購入のベストな時期」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
「ランドセル選びのコツと失敗しないためのポイント」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
「土屋鞄ランドセルのアトリエシリーズ」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
まとめ
当記事では「ランドセルの展示会・売場でのチェックポイント10選」について紹介しました。
- 展示会や売場では何をチェックすればいいの?
- ランドセル選びで後悔しないためのラン活とは?
- デザイン・色以外の重要なチェックポイントは?
上記のような悩みや疑問について解説しましたが、解決できましたでしょうか?
いよいよラン活も大詰めです。
展示会や売場で、最後の大事な実物によるチェックをしましょう。
子どもにランドセルを背負ってもらい、当記事で記載したチェックポイントを一つひとつ確認して、気に入ったランドセルを購入したら「ラン活」は終了です。
あとは注文したランドセルが届くのを気長に待つだけですね。
【ラン活】展示会・売場でのチェックポイント10選<保存版>は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。